【図解】タイ就労ビザ取得の流れと期間|申請から入国後の手続きまで
「タイの就労ビザはどうやって取るの?」「申請からどのくらいの日数で渡航できる?」
タイへの赴任が決まった際、最初に直面するのがビザ申請の複雑なフローです。タイの就労ビザ(Non-B)は、日本で申請して終わりではありません。タイ入国後にも重要な手続きが待っています。
この記事では、最も一般的な「日本でNon-Bビザを取得してから渡航するパターン」をベースに、全体の流れと期間をわかりやすく解説します。
就労ビザ取得の全体フロー(日本申請パターン)
全体の手続きは大きく分けて「日本でのビザ申請」と「タイ入国後のワークパーミット申請」の2段階です。
書類準備(タイ側・日本側)
タイの雇用先企業から、招へい状(Invitation Letter)や会社登記簿謄本などの必要書類を日本へ送付してもらいます。原本が必要な書類もあるため、郵送日数(DHL等で2〜3日)を考慮します。
e-Visa申請(オンライン)
在京タイ王国大使館(または領事館)の公式ウェブサイトからe-Visa申請を行います。書類はPDFでアップロードします。申請料の支払いもオンラインで行います。
ビザ審査・発給
審査期間を経て、承認されるとメールでe-Visaが届きます。これを印刷してパスポートと一緒に携帯します。※現在はパスポートへのシール貼付は原則不要になりました(e-Visa運用国の場合)。
タイ入国
入国審査官にe-Visaを提示し、「Non-B」のスタンプが押されたことを必ず確認してください。最初の滞在許可は通常「90日間」です。
ワークパーミット申請・受領
入国後、速やかに健康診断を受け、労働局でワークパーミット(労働許可証)の申請を行います。通常、申請受理から数日〜1週間程度で発行されます。
ビザ滞在期間延長申請
90日の期限が切れる前に、入国管理局で滞在期間を「1年間」に延長する申請を行います。これが完了して初めて、長期的な就労体制が整います。
取得にかかる期間・日数の目安
スムーズに進んだ場合の標準的な所要期間は以下の通りです。
日本での準備〜ビザ発給まで:約2〜4週間
- 書類手配: 1〜2週間(タイ側での役員署名や公証が必要な場合があるため)
- e-Visa審査: 申請完了から土日祝を除く5〜10営業日程度(大使館の混雑状況による)
※渡航予定日の1ヶ月前には準備を開始することを強く推奨します。
タイ入国後〜長期滞在確定まで:約2〜3ヶ月
- ワークパーミット取得: 入国後1〜2週間
- ビザ延長申請: ビザ期限(90日)の残り日数が45日〜30日を切ったあたりで申請
タイ国内でのビザ切り替えは可能?
「観光ビザ(ノービザ)で入国して、タイ国内で就労ビザに切り替えたい」という相談が多くあります。
結論から言うと、条件付きで可能ですが、難易度は高いです。
- ノービザ(30日滞在)の場合、残りの滞在日数が15日以上あること。
- 必要書類が日本申請時よりも厳格にチェックされる傾向がある。
- 一度近隣国(ラオス、マレーシアなど)に出国し、現地のタイ大使館でNon-Bビザを取得して再入国するルートの方が確実な場合が多い。
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まとめ
タイの就労ビザ取得は、多くの書類と複数の役所(大使館、労働局、移民局)が関わる複雑なプロセスです。
特に初めての駐在員受け入れをする企業の場合、書類の不備で計画通りに入国できないトラブルが多発しています。余裕を持ったスケジュール管理と、必要に応じて専門家のサポートを受けることが成功の鍵です。