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ビザ・ワークパーミット取得の比較決定版

BOI企業のビザ・ワークパーミット特典とは?「ワンストップセンター」での手続き

2026.01.21 更新 BOI・特典

就職先や駐在先が「BOI企業」である場合、ビザ取得の手続きは一般企業とは全く異なります。BOI(タイ投資委員会)の認可を受けた企業で働く外国人には、強力な特権が与えられているからです。

この記事では、BOI企業ならではのメリットと、専用窓口である「ワンストップサービスセンター」での手続きについて解説します。

一般企業と何が違う?BOI企業の3大メリット

BOI企業で働く外国人(主に経営陣や技術者)には、以下の優遇措置が適用されます。

1. ワンストップでの即日処理

これが最大のメリットです。通常、ビザは入国管理局、ワークパーミットは労働省と、別々の役所を回る必要がありますが、BOI企業の場合はバンコクの「ワンストップサービスセンター(OSOS)」という場所で、ビザとワークパーミットの手続きを一度に、しかも数時間で完了させることができます。

2. 雇用条件の緩和(4:1ルールの免除)

一般企業では「外国人1名につきタイ人4名の雇用」や「資本金200万バーツ」が必要ですが、BOI認定のポジションであればこれらの条件が免除されます。小規模な駐在事務所でも日本人の専門家を呼びやすくなります。

3. ビザ有効期間の優遇

一般のNon-Bビザは1年更新が基本ですが、BOIの場合は最初から2年、特定条件を満たせば最大4年のビザが発給されることもあります。

取得の流れ(BOIルート)

手続きは主にオンラインシステムと実地申請のハイブリッドで行われます。

  1. ポジション申請(会社側):
    会社がBOIのシステム上で「こういう専門家を雇いたい」と申請し、枠(ポジション)の承認を得ます。
  2. 個人情報の登録(会社側):
    承認された枠に、あなたの経歴情報等を紐付け、「承認レター(Approval Letter)」を取得します。
  3. ビザ・WP申請(本人):
    承認レターを持ってOSOS(またはe-Visaサイト)で申請します。日本でビザを取ってから入国し、OSOSでワークパーミットを受け取る流れが一般的です。

デジタルワークパーミット(D-WP)

現在、BOI企業で発行されるワークパーミットのほとんどは、スマホアプリで管理する「デジタルワークパーミット」になっています。

冊子を持ち歩く必要がなく、更新もアプリ上で反映されるため非常に便利ですが、官公庁での身分証明時にはスマホ画面の提示(またはPDF印刷)が必要になります。

注意点

全ての社員が対象ではありません

会社がBOI企業であっても、あなたが就く職種がBOIの奨励する「専門職・技術職・経営職」でない場合(例:一般的な事務職など)は、BOIの特権を使えず、一般ルートでの申請になることがあります。

まとめ

BOI企業のビザ手続きは非常に恵まれていますが、その分、会社側のシステム操作(ポジション申請など)は複雑です。

人事担当者がBOIシステムに不慣れな場合、承認が下りるまでに時間がかかることもあるため、BOI専門の代行業者にサポートを依頼する企業も多いです。