数値がすべて架空の、レポートの見本
レポートの Part II(口コミを読んでいるだけでは出てこない層)を、 実際の表でご覧いただく見本です。(実測)と書いた値だけが本物です。それ以外の数値——A 店・B 店・C 店・D 店の値、比較に使う 「同業の中位」「同ジャンル同言語」「距離」——はすべて架空です。 実測の値は、当サイトが数えた 263,820 件から出しています。
架空の「A 店」(ラーメン・トンロー)で作っています
- 対象
- A 店(架空)。取得したレビュー 412 件・評価に採用 138 件
- 比較する店
- B 店・C 店・D 店(架空)。D 店は距離では3番目ですが、投稿者の重なりでは1番でした(II-3)
- 実際の章数
- 10 章+巻末(うち Part II が 6 章)。 この見本は Part II を中心に抜粋しています
- この見本の数値
- (実測)と書いた値だけが本物で、ほかはすべて架空です。比較の相手(同業の中位・同ジャンル同言語の平均)も架空です。
全体が低いのか、特定の客層だけ低いのか(架空)
レビューが書かれた言語で投稿者層を分け、同じジャンル・同じ言語の平均と比べます。 引くものが2つあります。①その言語の書き手が元から厳しい分(下の実測)と、②その店が全ての層に対して低い分です。 ②を引かないと、全体が低い店で「どの層も弱い」という無内容な結果になります。
| 層(書かれた言語) | 件数 | A 店の平均★ | 同ジャンル同言語(架空) | 乖離 | 全体の低さを引いた残差 | 残差の区間 | 層による差か |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タイ語 | 140 | 4.40 ±0.11 | 4.68 | −0.28 | +0.11 | ±0.09 | 読める(上振れ) |
| 英語 | 96 | 4.28 ±0.15 | 4.63 | −0.35 | +0.04 | ±0.13 | 読めない(±0.13pt 未満の差は判定できません) |
| 日本語 | 42 | 3.18 ±0.30 | 4.00 | −0.82 | −0.43 | ±0.27 | 読める(下振れ) |
| 韓国語 | 18 | 4.10 ±0.52 | 4.54 | −0.44 | −0.05 | ±0.50 | 読めない(±0.50pt 未満の差は判定できません) |
| 店全体の水準 | 296 | — | — | −0.39 | — | — | 件数で重み付けした乖離の平均。これを各層から引く |
読み方(架空の例)。4層すべてが同業より下(乖離 −0.28〜−0.82)で、件数で重み付けすると−0.39pt。これがこの店の全体の低さです。 これを引くと、日本語が残差 −0.43pt で まだ下振れし、タイ語は残差 +0.11pt の上振れ(区間 ±0.09 に対してぎりぎりです)。 英語と韓国語は残差が区間の内側なので「この件数では層による差を検出できませんでした」と書きます (差が無いという意味ではありません。 韓国語は 0.50pt 未満の差なら判定できません)。 初版の当方はこの引き算をしておらず、4層すべてを「弱い客層」として 数えていました(評価ゲートの指摘で是正しました)。この店は「全層が同じ向き」でもあります——それでも差が残るので、 向きが揃っていることを理由に打ち切りません。
(実測)2つ以上の層を測れた 415 店舗のうち、 全体の低さを引いた後でも層による差が読めたのは 202 店舗(下振れを含むのは 166 店舗)。 答えが「全体の水準」になるのは 157 店舗です (全層が同じ向きの店舗は 244 店舗ありますが、 そのうち 87 店舗では差が残りました)。 1つの言語で 15 件に届かない層は出せません。
何が話題になっているか(同ジャンル中位との倍率)(架空)
「多い」かどうかは、同ジャンルの真ん中の店と比べないと決まりません。分母を持っているのがこの分析の中身です。
上の帯が A 店(本文があった 296 件のうち何件が触れたか)、 下の帯が同ジャンルの真ん中の店(架空)。右端は倍率です。「待ち時間」は 14.9% で中位の6.8倍、一方「味」は 23.0% で中位と同じくらい (1.0倍)。言及が多い話題と、自店だけ多い話題は別です。
(実測)本文が 30 件以上ある 490 店舗のうち、 件数の下限で見ても中位を超える話題があったのは 292 店舗。 最大は 15.6 倍でした。 ★1〜2 の 9,688 件で最も多い話題は 値段 20.4% / 痛み・力加減 10.8% / 味 9.9% です(いずれも実測)。
投稿者の重なりが大きい店(距離とは別の並び)(架空)
同じ人が両方にレビューを書いている人数を数え、相手の店の大きさから計算した「偶然ならこれくらい」との比で並べます。生の人数の順でも、距離の順でもありません。
| 店 | 距離(架空) | 共有した客 | 偶然ならこれくらい | 偶然との比 | 同一客が付けた★の差 |
|---|---|---|---|---|---|
| D 店 | 1.6km | 41 人 | 11 人 | 3.7倍 | −0.9(読める) |
| C 店 | 210m | 12 人 | 5 人 | 2.4倍 | −0.5(読めない) |
| B 店 | 480m | 34 人 | 30 人 | 1.1倍 | −0.7(読める) |
読み方(架空の例)。1.6km 離れた D 店とは 41 人を共有していて、 偶然の見込み 11 人に対して 3.7倍です。 近くて大きい B 店は人数では 34 人(2番目)ですが、 偶然の見込みが 30 人あるので 1.1倍にとどまります。人数の順に並べると B 店を過大に、距離の順に並べると D 店を過小に見ます。同じ客が両店に付けた★の差も出しますが、 人数が少ないペアは差が読めません(C 店がそれです)。この並びは競合の確定ではありません。業態・価格帯・席数と突き合わせて、候補としてお使いください。
実測では、同ジャンルで 5 人以上を共有するペアが 2,160 組あり、273 店舗がどれかのペアに入ります。 最大の重なりは 120 人、中位は 9 人。 偶然との比は中位 9.1倍・最大 395.8倍でした。 重なり率(小さい方の投稿者数に対する割合)は最大 25.9% で、同一ブランドの疑いとして機械的に分離できたペアは 0 組でした(=しきい値では拾えないので、店名と住所を見て人手で除きます)。投稿者の ID はレポートに入れません(人数だけをお渡しします)。
返信の運用が競合とどれだけ違うか(架空)
| 項目 | A 店(架空) | B 店(架空) | C 店(架空) | 同業の中位(実測) |
|---|---|---|---|---|
| 返信率(掲載498店舗) | 0% | 92% | 18% | 6.6% |
| ★1への返信率(★1が5件以上の353店舗) | 0% | 100% | 25% | 16.7% |
| 返信までの日数(各店の中央値。返信10件以上の276店舗) | — | 3 日 | 41 日 | 110 日 |
実測では、一度も返信していない店舗が 160 店舗、9割以上返す店舗が 80 店舗ありました。 返信までの日数は最短 5.9 日から 最長 1,732 日まで開いています。
直近12ヶ月に増えた件数の差(架空)
直近12ヶ月に増えたレビュー件数です。評価の中身とは別に、ここで差が付きます。
A 店(架空)
直近12ヶ月に増えた件数
B 店(架空)
A 店の 3.7 倍
同ジャンルの中位(実測)
ラーメン 117 店舗の中央値
同ジャンルの最多(実測)
中位の 53.8 倍。 ここまで開きます
見えている★の、どれだけが中身を持っているか(架空)
| 落ちた理由 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 本文が無い | 116 | 28.2% |
| 一般論に終始 | 98 | 23.8% |
| 投稿実績が乏しい | 60 | 14.6% |
| 評価に採用 | 138 | 33.5% |
| 合計 | 412 | 100.0% |
四捨五入のため、割合の合計は 100.0% と一致しません。
- Google の項目別評価
- 料理 4.31(n=88) / 接客 3.88(n=91) / 雰囲気 4.40(n=86)。接客だけ 0.52pt 低いので、総合★では見えない偏りがあります。
- Local Guide 比率
- A 店 31%(架空)。掲載498店舗の中位は 54.2%で、2.3%〜96.4%の幅があります(実測)
- 曜日
- 土曜だけ ★3.91(架空。全体は 4.12)。 ただし実測では曜日間の差は中位 0.26pt しかなく、多くの店舗では曜日で差は出ません
この章は薄い項目を含みます。項目別評価は3項目が同じ方向に動く店舗が多く、実測では 0.3pt 以上割れているのは 27 店舗だけでした。 出ない項目は「出ませんでした」と書きます。
打ち手と、その前提(架空)
前提が確かな順に並べます。手間の小さい順ではありません(前提が崩れると打ち手も変わるため)。
- 前提: 全層が同業より低く(平均 −0.39pt)、 その上で日本語だけ残差 −0.43pt の下振れ(II-1)。やること: まず全体の水準を上げる打ち手(Part I の★1の内訳から)を先に置く。 日本語の層への打ち手はその次で、 日本語 42 件のうち★1〜3 を読み直す。 確かめ方: 全体の水準は貴店の管理画面で毎月見られます。 層ごとの差は当方がデータを取り直さないと測れません(追加のご依頼が必要です)。
- 前提: 待ち時間の言及が中位の 6.8 倍(II-2)。やること: 待ち時間の実測(曜日・時刻別)を1週間取り、 言及の集まる時間帯と一致するかを見る。 確かめ方: 待ち時間そのものは貴店で測れます。 一方同ジャンル中位との倍率は当方がデータを取り直さないと測れません(追加のご依頼が必要です)。評価点が上がるとは限りません(不満の内訳が入れ替わることもあります)。 待ち時間の言及は向きが混在していて(実測では★4以上が7割)、言及の多さは不満の多さと同じではありません。
- 前提: 投稿者の重なりが最も大きいのは D 店(1.6km)で、C 店(210m)ではない(II-3)。やること: 距離で選んだ競合に D 店を足して、業態・価格帯・席数で絞る。重なりは相手の規模にも左右されるので、これだけで競合を入れ替えません。確かめ方: ★の差の再判定は当方の取り直しが必要です(貴店の画面には他店との共有客は出ません)。 前後で差が動いたとしても、施策の効果と同時期の他店の動きは分けられません。 貴店側で確かめられるのは、D 店を含めた競合の業態・価格帯・席数の 突き合わせまでです。C 店を基準にすると誤差と区別が付きません。
- 前提: 返信率 0%。同ジャンルには 92% の店がある(II-4)。やること: ★4〜5 の短い返信から始めて型を作る。★1〜2 は「誰が書くか」「書かないこと(事実の否認・個人情報・値引き)」を 決めてから着手する(返信は公開されます。後から編集・削除はできますが、通知や引用・スクリーンショットで残ることがあります)。 目的は評価を上げることではなく、これから読む人に事実関係を説明できる状態にすることです。 確かめ方: 自店の返信率は貴店の管理画面で見られます。 競合との比較は当方の取り直しが必要です。
算出方法と、出せなかったもの
- しきい値
- 客層は1言語 15 件以上/ 話題は本文あり 30 件以上/ 客の重なりは 5 人以上/ 返信までの日数は返信 10 件以上/ 項目別評価は 20 件以上
- データの取得日
- 2026-08-17(掲載 498 店舗・263,820 件)
- 集計を作った日
- 2026-08-19。取得日とは別です
- この見本で出せなかった項目
- 韓国語の層の差(件数18件はしきい値を満たしますが、残差の区間が ±0.50 と広く、判定できません)。実際のレポートでも、出せなかった項目は理由付きで列挙します。
お約束できないこと
- 「返信すれば評価が上がる」とは書きません。返信率と評価の関係は、当方では因果として測っていません。競合との運用の差として出します。
- 「レビューを増やせば検索順位が上がる」とは書きません。件数と順位の関係は当方の観測範囲の外です。見られる量の差として出します。
- 客層の話は集団の傾向で、来店した個人の話ではありません。言語ごとの平均を、同ジャンル同言語の平均と比べたものです。区間の幅は客層どうしで比べないでください。件数が少ないほど広くなるとは限らず、同じ店の中で比べられる組のうち約4割は逆になります。幅が重なっている間は差を判定しません。
- 話題の言及率は、語彙に載っている話題しか数えません。20の話題を決まった語で数えています。英訳を経た文に当てているので、原語の言い回しは落ちます。言及が無いことは、問題が無いことの証明にはなりません。
- レビューを書かなかった人の声は、どこにも入りません。この分析は投稿した人の声だけでできています。来店したが書かなかった大多数は、定義上どのレビューにも現れません。満足した人が書かないのか、不満な人が書かないのかも分かりません。
- レビューの言語は、客層の構成そのものではありません。レビューを書く割合は言語によって違います。日本語で書かれたレビューが全体の数%でも、日本人のお客様が数%という意味にはなりません。だから言語の構成比を来店客の構成比として使わず、同じ層の中での評価の差だけを見ます。客層の構成はご依頼のときにお伺いします。
- 全ての層が同じ向きでも、層の差が無いとは限りません。同業と比べて全ての層が下(または上)に振れていても、店全体の水準を引いた後に差が残る店舗があります。実測では、全層が同じ向きの 244 店舗のうち 87 店舗で差が残りました。「客層による差ではなく全体の水準」と書けるのは、向きが揃い、かつ水準を引いた後に差が残らなかった 157 店舗です。向きが揃っているという理由だけで打ち切りません。
- 層が2つしかない店舗では、差は1つしかありません。店全体の水準を引くと、層が2つの店舗では「片方が下振れ」と「他方が上振れ」が必ず同時に立ちます。これは2つの発見ではなく1つの差で、どちらを主に書くかは件数の多い層で決まります。実測では 219 店舗がこの形です。
- 投稿者の重なりは、競合の確定ではありません。重なりは相手の店の大きさと、その人がよくレビューを書くかどうかにも左右されます。偶然との比で並べ替えても、同じ店に行く理由(似ているから/使い分けているから)は区別できません。同一ブランドや同じ施設の疑いは、機械的なしきい値では拾えていません(重なり率は最大 25.9% で、しきい値に届くペアが1組もありませんでした)。業態・価格帯・席数と突き合わせてお使いください。
- たくさん検定するので、偶然に外れる組も出ます。客層の差は店舗と言語の組ごとに判定していて、1店舗あたり2〜3組を見ます。水準の検定を並べたときの目安では、1店舗が偶然に1つ以上外れる確率は1割強あります(これは目安で、客層の差そのものの誤り率を測った数ではありません)。話題の側は、同じ条件で偶然だけならいくつ立つかを計算してあります。比較先(同ジャンル中位)にも標本誤差があるので、中位を保守側に置き換えても残る数を併記します。投稿者の重なりも、件数の下限で見ても期待を超える組だけを「偶然と区別できる」と書きます。だから判定だけでなく、件数と幅を必ず添えます。
- 話題の言及率は、区分ラベルや評価点の代わりにはなりません。客単価帯・待ち時間・騒がしさは Google が飲食店に出す項目で、マッサージでは1店舗も出ません。客単価帯のラベルには刻みの違う2系統が混ざっているので、同業との最頻の比較は出しません(占有率と分布として出します)。
- 編集されたレビューは、投稿日時が編集時刻に変わります。全体の 3.2%(8515件)が編集済みでした。返信までの日数はこの分を外して計算していますが、直近12ヶ月の件数と曜日には同じ割合の混入が残ります。
実際のレポートについて
1件 35,000円(税別・日本国内のご依頼のみ消費税10%)。 対象1店舗と競合3〜5店舗の比較を含みます。レポートのご購入は、当サイトの掲載順や評価点に影響しません。
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