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バンコクのルーフトップバー、行く前に知っておくこと

バンコクでルーフトップバーと呼ばれる場所は、ホテル高層階のバー、独立したバー、有料の展望台に分かれます。最低消費と入場料、服装の決まり、予約が要るかどうか、酒類を出せる時間、年齢制限、雨のときの扱いまでを公式情報だけで整理しました。どの店が良いかは扱いません。

この記事の要点

  • ルーフトップバーと呼ばれる場所には、ホテル高層階のバー、独立したバー、入場券の要る展望台の三つが混ざっています。料金の取り方も予約の要否も別ものです。
  • マハナコンはバーではなく展望施設です。大人の入場料は時間帯で1,000バーツと1,200バーツに分かれ、券は日時指定で、払い戻しも交換もできません。
  • 服装は雰囲気の話ではなく、守らないと入れない決まりです。引っかかりやすいのは男性の足元と袖で、lebua はスポーツウェア・水着・袖なし・ビーチサンダルを名指しで断っています。
  • lebua の Sky Bar とほかのバーは予約を受け付けず、来店順のみです。同じ建物でもレストランは事前予約が要るので、店の単位で確かめてください。
  • 酒類の販売はおおむね11:00〜24:00、飲めるのは20歳からです。バーは17:00開店が多いので、昼に高いところへ上がりたいなら展望台のほうになります。

場所

キング・パワー・マハナコン(マハナコン・スカイウォーク)

คิง เพาเวอร์ มหานคร / King Power MahaNakhon (MahaNakhon SkyWalk)

114 Narathiwas Ratchanakarin Rd., Silom, Bangrak, Bangkok

BTSチョンノンシー駅3番出口

地図は Google が配信しています。表示すると Google へ接続し、IP アドレスとブラウザ情報が渡ります(プライバシーポリシー)。

Google マップで開く(緯度 13.7234074 / 経度 100.5282227)

バンコクで「ルーフトップバー」と呼ばれている場所には、性格の違うものが混ざっています。ホテルの高層階にあるバー、ホテル以外のビルに入っている独立したバー、そして飲む場所ではなく入場券を買って上がる展望台。この三つは、お金の取り方も、予約が要るかどうかも、服装の決まりも別物です。行ってから「思っていたのと違う」となりやすいのは、たいていこの取り違えが原因です。

このページは、行く前に知っておくと戸惑わずに済むことを、各施設と行政の公式情報だけで整理したものです。どこにあるのか、いくらかかるのか、何を着ていくか、予約は要るか、何時まで飲めるか、雨のときどうなるか。どの店が良いかという評価は扱いません。

ひとくくりにされている三つのもの

  • ホテルの高層階にあるバー — ホテルの飲食部門なので、ホテル公式サイトの「Dining」や「Restaurants」の欄に載っています。服装や年齢の決まりがホテル全体の方針として決められていることが多く、宿泊しなくても入れるのがふつうです。
  • ホテル以外のビルに入っている独立したバー — サービスアパートメントやオフィスビルの上階に入っています。運営会社の公式サイトが情報の出どころになります。
  • 有料の展望台 — 入場券を買って上がる観光施設です。バーではありません。時間帯で料金が変わり、券は日時指定のことがあります。

「高いところから夜景を見ながら一杯飲みたい」なら一つ目と二つ目、「とにかく高いところから街を見たい」なら三つ目、という分け方になります。

マハナコンの展望台は、バーではなく入場券の要る施設です

バンコクでよく名前の挙がる高層施設のひとつが、シーロムのキング・パワー・マハナコンです。ただし公式サイトが「Experience」として挙げているのは、マハナコン・スカイウォーク、マハナコン・バンコク・アイティルト、マハナコン・スカイバース、マハナコン・スカイライズ、トゥクトゥク・クエストの五つで、ルーフトップバーは公式の施設一覧に載っていません。ここは展望施設です。飲み物の提供があるかどうかは公式サイトで確認してください。

公式サイトに書かれている内容は次のとおりです(2026-08-31確認)。

  • スカイウォークが使う階は1階・74階・75階・78階。入場券には74階と78階の屋内・屋外展望デッキへの入場が含まれます。
  • 営業は毎日10:00〜24:00、最終入場は23:00
  • 入場料は大人が10:00〜15:30で1,000バーツ、15:30〜19:00で1,200バーツ。子どもとシニアは同じ時間帯で500バーツと600バーツ。。19:00 以降の料金は、公式サイトに表示が見つかりませんでした(2026-08-31に確認)。営業は24:00までなので、夜に行く場合は現地か公式で確かめてください
  • ガラス床は地上310メートル、面積63平方メートル

時間帯で値段が変わる仕組みなので、日没前後に上がりたい人ほど高い区分に当たります。券は日時が指定され、公式の規約では払い戻しも交換もできないと書かれています。

「スカイバー」と呼ばれている店はどこにあるのか

「スカイバー」は一般名詞のようにも使われますが、シーロムのステート・タワーにある lebua の Sky Bar という固有の店があります。lebua の公式サイトによると、この建物の中には飲食店とバーが11あり、階が分かれています。

Mezzaluna65階
Sky Bar64階
Sirocco64階
Alfresco 6464階
Distil Bar64階
Flûte à Champagne Bollinger Bar64階
Chef's Table61階
Pink Bar61階
Breeze52階
lebua No.352階
Café MozuMozu フロア

ここで押さえておきたいのは、ひとつの建物の中でも店ごとに決まりが違うことです。年齢制限も服装の水準も営業時間も、店単位で設定されています。「あの塔に行く」ではなく「あの塔の何階のどの店に行く」と決めてから公式情報を見るほうが、間違いがありません。住所は公式サイトの表記で 1055 Silom Road, Bangrak Bangkok 10500、電話は +66 (0)2 624 9999、WhatsApp は +66614069999 です。

スクンビット側にもあります

スクンビット・ソイ11のフレイザー・スイーツ・スクンビットには、Above Eleven が33階に入っています。公式サイトの記載は、住所が Sukhumvit Soi 11, Khlong Toei Nuea, Watthana, Bangkok 10110、営業が毎日17:00〜翌2:00、料理のラストオーダーが23:20、飲み物のラストオーダーが翌1:45、電話が 02 038 5111 です。同じ「ルーフトップバー」でも、64階の店と33階の店では、見える範囲も上がるまでの時間も別ものになります。

いくらかかるか

費用の考え方は、展望台とバーでまったく違います。

  • 展望台は入場料が先に決まっています。マハナコンの公式表示では、スカイウォークが500バーツから1,200バーツ、アイティルトが450バーツから、スカイバースが350バーツから、スカイライズとトゥクトゥク・クエストが各200バーツからです。
  • バーは入場料をとらない代わりに、最低消費が設定されていることがあります。lebua の公式FAQでは、Sky Bar の最低消費について「ひとり1杯」と書かれています。席に着くなら最低でも一杯は注文する、という決まりです。

一杯の値段は店ごとに違い、公式サイトに価格表を出していない店も多いので、ここでは相場を断定しません。会計で見落としやすいのは税とサービス料です。タイの付加価値税は歳入局の公式説明で税率7%、年間売上180万バーツ超の事業者が課税対象、とされています。表示価格が税込みなのか、サービス料が別に足されるのかは店ごとに違うので、公式サイトのメニュー表記か、席に着いたときのメニューで確かめてください。

なお「日本から酒を持ち込めば安く済む」と考える人もいますが、タイ税関の公式サイトでは、たばこ・酒類は関係省庁の許可が必要な制限品目に挙げられています。免税範囲を超える持ち込みは手続きの対象です。

何を着ていけばいいのか

ドレスコードは「守らないと入れない決まり」であって、雰囲気の話ではありません。公式に文言を出している二例を挙げます。

lebua は服装を二段階に分けています。

区分対象の店公式の記載
スマートカジュアル Sirocco、Breeze、Café Mozu、lebua No.3、Sky Bar、Distil Bar、Alfresco 64、Flûte à Champagne Bollinger Bar 女性は上品なトップス、ブラウス、ワンピース、スカート、仕立てのよいショーツ、ドレスサンダル。男性は襟付きシャツ(ポロまたはボタンダウン)、Tシャツ、仕立てのよいショーツ、ローファーまたは上品なサンダル
スマートエレガント Mezzaluna、Chef's Table、Pink Bar 男性は襟付きシャツと長ズボンが必須。Tシャツ、袖なし、ショーツ、キャップは不可。長いジーンズは足を覆う靴と合わせれば可

どちらの区分でも共通して認められないものとして、スポーツウェア、水着、男性の袖なしシャツ、ビーチサンダルが名指しされています。そして公式サイトには、ドレスコードと各種の方針は子どもを含むすべての来店者に適用される、と書かれています。子どもだから見逃される、ということはありません。

Above Eleven の公式サイトは、入店できない服装としてサンダル、ビーチサンダル、ビルケンシュトック(男性はつま先が完全に覆われた靴のみ)男性の袖なしTシャツを挙げ、さらにバックパックと大きな荷物の持ち込みも不可としています。空港から直行して大きなカバンごと入ろうとすると断られる、という意味です。

共通して言えるのは、男性の足元と袖がいちばん引っかかりやすいということです。暑いので短パンとサンダルで出かけたくなりますが、店によってはそれが理由で入れません。きちんとした食事を高層階でとりたい場合の考え方は、バンコクで寿司を食べるときで扱っている高価格帯の店の話とも重なります。

予約は要るのか

ここも店によって正反対です。lebua の公式サイトは、Sky Bar とその他のバーは予約を受け付けず、来店順のみと明記しています。予約したくてもできない、という意味なので、混む時間に行くつもりなら早めに向かうしかありません。

一方、同じ lebua でもレストランは事前予約が必要で、公式FAQでは電話または WhatsAppでの予約と案内されています。Sirocco の公式ページには、予約時間の72時間前までなら無料で変更・取消ができること、予約を確定するにはデポジットが必要で、それは最終的な会計から差し引かれることが書かれています。レストランの予約は席の押さえ方まで含めて決まりごとがある一方、バーは並ぶ、という構造です。

Above Eleven は公式サイトに予約用のリンクと連絡先(reservations@sohohospitality.com、電話 02 038 5111)を出しています。

ホテルのバーの予約方法を調べたいときは、まとめ記事ではなくそのホテルの公式サイトの「Dining」または「Restaurants」の欄を見てください。ホテル系のバーは、予約窓口も服装の決まりも年齢制限も、ホテル側のページに書かれているのがふつうです。連絡先が電話番号だけの店もあり、その場合はホテルの代表番号から回してもらうことになります。

何時から何時まで飲めるのか

二つの時間を分けて考える必要があります。タイの法令で酒類を売ってよい時間と、その店の営業時間です。

前者について、タイ国政府観光庁の公式ニュースは、酒類の販売は原則として11:00〜24:00と説明しています。かつて制限されていた14:00〜17:00の時間帯は、通常の販売可能時間に組み込まれました。ただし国際空港の国際線利用者向けエリア、ホテル、認可を受けた娯楽施設、承認されたイベント会場などは別の条件で営業する場合がある、とされています。ホテルの高層階にあるバーは、この「別の条件」に当たり得る側です。

あわせて公式に書かれているのが、飲酒できる年齢は20歳であること、寺院・官公庁・ガソリンスタンド・公園・公共交通機関では飲酒が引き続き制限されること、そして選挙期間、主要な宗教関連の日、当局が告示するその他の期間には販売が制限されることがある、という点です。宗教関連の日にあたる日程で行くなら、その日に酒類を出せるかどうかを店に直接確かめてください。酒を出せない日でも食事はできる店がほとんどです。飲まない時間の飲み物としては、タイでよく見かけるクラティンデーン(タイの栄養ドリンク)のような選択肢もあります。販売時間の決まりの詳しい話はバンコクの居酒屋と焼き鳥でも扱っています。

後者の店の営業時間は、公式サイトに出ています。2026-08-31に確認した例です。

公式表示の営業時間
Sky Bar・Distil Bar・Flûte・Alfresco 64(lebua)17:00〜翌0:30
lebua No.317:00〜翌0:30
Pink Bar(lebua)17:00〜24:00、月曜定休
Above Eleven17:00〜翌2:00(料理23:20、飲み物翌1:45まで)
マハナコン・スカイウォーク(展望台)10:00〜24:00、最終入場23:00

この表から二つのことが読み取れます。ひとつは、バーは17:00開店が多いこと。昼に高いところへ上がりたいなら展望台のほうが選択肢になります。もうひとつは、定休日がある店があること。同じ建物の中でも Pink Bar だけ月曜が休みです。

混みにくい時間を探すなら

予約を受け付けない店では、行く時間そのものが対策になります。開店が17:00で最終の注文が深夜という店なら、日没の前後がいちばん人の集まる時間帯です。それを外すか、逆に開店直後に入るかのどちらかになります。

もうひとつ知っておくとよいのが、名前の知られた店は建物の一部でしかないということです。lebua の例では、同じタワーの52階から65階までに11の飲食店とバーが入っています。よく紹介される一店だけが「その建物のルーフトップバー」ではありません。ホテル公式サイトの飲食欄を上から下まで見ると、同じ景色を別の階から見る選択肢が出てきます。

子どもと一緒に入れるのか

年齢制限は店ごとに違い、lebua は公式サイトで三段階に分けています。

  • 全年齢可 … Sirocco、Breeze
  • 7歳以上、大人の同伴が必要 … Mezzaluna、Chef's Table、Sky Bar、Flûte
  • 20歳以上のみ … Distil Bar、Alfresco 64、lebua No.3、Pink Bar

同じ64階にある店でも、Sky Bar は7歳以上で入れて、Distil Bar と Alfresco 64 は20歳以上のみです。家族で行くなら、建物ではなく店の単位で確認してください。

雨が降ったらどうなるか

屋外席が中心の施設は、天候の影響を受けます。マハナコンの公式規約には、収容人数の都合や悪天候のため、予告なく営業時間の全部または一部を一時的に変更することがあると書かれています。券が日時指定で払い戻し不可であることと合わせると、雨の予報が出ている日に前もって買うのはそれなりの賭けになります。

バーについても、屋外席をどう扱うか(屋内へ移すのか、閉めるのか)は店ごとの運用です。公式サイトに書かれていないことが多いので、雨の多い時期なら、行く前に電話や公式のメッセージ窓口で当日の状況を聞くのが確実です。lebua のように WhatsApp の番号を公開している施設もあります。

行き方と、写真を撮るときの決まり

マハナコンの公式「Location」ページには、住所が 114 Narathiwas Ratchanakarin Rd., Silom, Bangrak, Bangkok、最寄りがBTSチョンノンシー駅の3番出口で、これがいちばん便利な行き方だと書かれています。ほかにバス15・16・162・77・187・34、BRTサトーン駅も挙がっています。駐車場はマハナコン・キューブに限りがあり、テナント利用時は最初の30分が無料です。lebua は 1055 Silom Road, Bangrak、Above Eleven はスクンビット・ソイ11です。深夜に出る店なら、帰りの交通手段を先に決めておいてください。

撮影の決まりも公式に出ています。lebua の公式FAQでは、掲示で禁じられている場所を除き撮影は可能で、ただしSky Bar では動画の撮影ができないと書かれています。マハナコンの規約では、ガラス床の上に持ち込む物に制限があり、カメラや携帯端末の使用も制限の対象とされています。高いところからの写真を目当てに行く場合、この二つは知らずに行くとその場で断られる種類の決まりです。

困ったときの連絡先

タイの観光警察の公式サイトには、ホットラインとして1155、代表電話として 02 134 0521、メールアドレスとして info@touristpolice.go.th が出ています。夜遅い時間の飲食で困ったことが起きたときの窓口として、番号だけ控えておくと安心です。

どの店に行くかを決めるとき

このページで扱ったのは、料金の取り方、服装の決まり、予約の要否、酒類の時間、年齢制限、天候と撮影という「知っておくこと」だけです。実際にどの店に入るかは、この記事の役目ではありません。行った人の評価を見て決めたい場合はバンコクの飲食店の口コミと評価を見てください。食べる・飲むまわりの他の話題は食べる・飲むの記事一覧にまとめています。

なお、ここに書いた金額・時間・決まりは2026-08-31に各施設と行政の公式サイトで確認したものです。営業時間も料金も変わります。出かける前に、行き先の公式サイトでもう一度見てください。

出典

このページの内容は 2026-08-31 に確認しました。料金・制度・営業情報は変わることがあります。