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スワンナプーム空港からエアポートリンクで市内へ出る

スワンナプーム空港と市内を結ぶエアポート・レール・リンクは、パヤータイまでの8駅。駅は空港ターミナルの地下1階、運行は毎日5時30分から24時まで。乗り場・始発と終電・支払い方法・止まったときの代わりを、空港会社と国の公式情報だけで整理しました。

この記事の要点

  • スワンナプーム空港から市内へ出る電車は1路線だけです。空港のA1から、BTSに乗り換えられるA8パヤータイまでを走ります。
  • 駅はメインターミナルの地下1階です。動いているのは毎日5時30分から24時までで、深夜に着く便や深夜便のチェックインには使えません。
  • 支払いは、トークン、Smart Pass、コンタクトレスのクレジットカードとデビットカードの三つです。カードは2025年11月8日から全駅で使えます。
  • エアポートリンクの運賃表を出している公式サイトが見つけられなかったため、この記事には運賃の額を書いていません。駅の券売機か窓口で確かめてください。
  • 運賃を20バーツに抑える制度は、タイ国籍で13桁の国民ID番号を持つ人が対象です。外国籍の旅行者や駐在者は通常の運賃になります。

場所

スワンナプーム空港 メインターミナル(エアポートリンク A1 スワンナプーム駅)

ท่าอากาศยานสุวรรณภูมิ อาคารผู้โดยสารหลักที่ 1 / Suvarnabhumi Airport Main Passenger Terminal (Airport Rail Link A1)

Main Passenger Terminal 1, Suvarnabhumi Airport, Nong Prue, Bang Phli, Samut Prakan 10540

エアポート・レール・リンク A1 スワンナプーム駅。駅はメインターミナルの地下1階(Level B1)。到着ロビーは2階なので下へ2つ降りる

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パヤータイ駅(エアポートリンク A8/BTSパヤータイ駅に隣接)

สถานีพญาไท / Phaya Thai Station (Airport Rail Link A8 / BTS Phaya Thai)

Thanon Phaya Thai, Thung Phaya Thai, Ratchathewi, Bangkok 10400

エアポート・レール・リンクの市内側終点 A8。BTSパヤータイ駅に隣接し、そのまま BTS へ乗り換えられる

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ドンムアン空港(DMK)

ท่าอากาศยานดอนเมือง / Don Mueang International Airport

Thanon Choet Wutthakat, Don Mueang, Bangkok 10210

エアポート・レール・リンクは乗り入れていない。空港バス A1〜A4 が国際線ターミナル1階6番ゲート・国内線ターミナル1階12番ゲート発。SRTレッドラインのドンムアン駅もある

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スワンナプーム空港(BKK)に着いて、渋滞に巻き込まれずに市内へ出たいとき、選べる乗り物のひとつがエアポート・レール・リンクです。英語では Airport Rail Link、タイ語では รถไฟฟ้าแอร์พอร์ต เรล ลิงก์、現地の日本人のあいだでは「エアポートリンク」「ARL」と短く呼ばれます。

このページは、駅が空港のどこにあるのか、何時から何時まで動いているのか、どうやって払うのか、止まったときにどうするのかを、空港会社(AOT)・タイ国鉄・タイ鉄道局の公式情報だけで整理したものです。どの交通手段が良いかという評価や、店・会社の選び方は扱いません。運賃や時刻は変わるものなので、出発前に公式の案内でもう一度確かめてください。

空港と市内を結ぶ電車は1本だけ

スワンナプーム空港に乗り入れている電車は、エアポート・レール・リンクの1路線だけです。走る区間はスワンナプーム 〜 パヤータイで、タイ国鉄が2026-08-31時点で公開している案内でも、この区間を毎日走ると説明されています。

駅には A1 から A8 までの番号が振られています。空港がいちばん端の A1、市内側の終点が A8 です。スワンナプーム空港の公式サイトが挙げている駅の並びは次のとおりです。

駅番号駅名タイ語位置の目印
A1スワンナプーム(Suvarnabhumi)สุวรรณภูมิスワンナプーム空港に隣接
A2ラートクラバン(Lat Krabang)ลาดกระบัง
A3バーンタップチャーン(Ban Thap Chang)บ้านทับช้าง
A4フアマーク(Hua Mak)หัวหมาก
A5ラームカムヘン(Ramkhamhaeng)รามคำแหง
A6マッカサン(Makkasan)มักกะสัน
A7ラーチャプラーロップ(Ratchaprarop)ราชปรารภ
A8パヤータイ(Phaya Thai)พญาไทBTSパヤータイ駅に隣接

覚えておくと役に立つのは両端の2つです。A1 が空港A8 が BTS につながる駅。この2つさえ分かっていれば、途中の駅名を覚えていなくても乗れます。

空港のどこに駅があるのか

スワンナプーム空港の公式案内は、エアポート・レール・リンクの駅について「メインターミナルの地下1階(Level B1)にある」と書いています。到着ロビーは2階なので、荷物を受け取って外へ出たら、そのまま外の車寄せへ向かうのではなく、エレベーターかエスカレーターで下へ2つぶん降りるという動きになります。

空港内の案内表示は英語とタイ語が併記されているので、「Airport Rail Link」または列車のマークをたどれば着きます。迷ったときの問い合わせ先として、空港の公式ページはエラ・ワンのコールセンター(+66 2 091 1595)を挙げています。

始発と終電は何時か

タイ国鉄が公式に出している案内では、エアポート・レール・リンクは毎日、5時30分から24時まで運行しています。最初の列車が5時30分発、最後の列車が24時発という書き方です。同じ案内には、通常の6編成に加えて混雑する時間帯には2編成を増発することも書かれています。

この「24時まで」は、日本の終電の感覚とは少しずれます。深夜1時や2時に到着する便で着いた場合、電車という選択肢はもうありません。反対に、市内から空港へ向かうときも、A8 パヤータイを24時ちょうどに出る列車が最後なので、深夜便のチェックインに電車で向かう計画は立てられないと考えておくのが安全です。

終電を逃したときにどうするか

空港のタクシー乗り場は24時間動いています。スワンナプーム空港の公式案内によれば、タクシーはメインターミナル1階、4番ゲートと7番ゲートのあいだに乗り場があり、24時間の受付です。詳しくは下の「電車を使わない場合」で触れます。

運賃はどこで確かめるか

正直に書きます。エアポート・レール・リンクの運賃表を掲げている公式サイトは、2026-08-31時点で見つけられませんでした。まとめ記事や不動産会社のブログには金額が並んでいますが、それらは運行する側が出したものではないので、このページでは金額を書きません。

確かめる方法は次の3つです。

  1. 駅の券売機と運賃表で見る。行き先を選ぶと金額が表示されます。空港の A1 駅は改札のすぐ手前にあります。
  2. 駅の窓口で聞く。スワンナプーム駅には案内係が置かれています。
  3. コールセンターに聞く。空港の公式ページが案内している番号は +66 2 091 1595 です。

金額そのものは確かめられなくても、支払い方法は公式に分かっています。ここが実際には旅の当日にいちばん効きます。

どうやって払うのか

タイ鉄道局(กรมการขนส่งทางราง)の公式発表によると、エアポート・レール・リンクでは2025年11月8日から全駅で EMV のコンタクトレス決済が使えるようになりました。コンタクトレスのマークが付いたクレジットカードまたはデビットカードを、そのまま改札にかざして乗れます。

同じ発表では、これは従来のトークン(コイン型の切符)と Smart Pass カードに加わる選択肢だと説明されています。つまり、支払いの方法は大きく3つです。

  • トークン(1回券) — 券売機や窓口で行き先ぶんを買い、改札にタッチして入り、出るときに回収口へ入れる形式です。
  • Smart Pass — この路線で使うチャージ式のカードです。
  • コンタクトレスのクレジット/デビットカード — 券売機に並ばずに済みます。到着直後で現金もタイのカードも持っていない旅行者には、これがいちばん引っかかりにくい方法です。

注意したいのは、BTS の Rabbit カードや MRT の乗車券とは別の仕組みだという点です。運行する会社が違うので、片方のカードでもう片方に乗れるとは限りません。バンコクの電車が路線ごとに別会社であることは、バンコクのBTSとMRT、路線図の見方と乗り方で整理しています。

「20バーツ均一」は誰が使えるのか

タイでは、鉄道の運賃を1回20バーツまでに抑える国の制度(20 บาทตลอดสาย)が話題になります。旅行者や駐在者から「自分も使えるのか」とよく聞かれるところなので、公式の条件をそのまま書きます。

タイ鉄道局が公式に出している案内では、対象はタイ国籍で、13桁の国民ID番号を持つ人です。登録は「ทางรัฐ」(タンラット)という政府のアプリから行い、登録できるカードとして Rabbit ABT カード、EMV のクレジットカード、クルンタイ銀行と UOB のデビットカードが挙げられています。そして登録していないカードは通常の運賃だと明記されています。

つまり、外国籍の旅行者や、タイの国民ID番号を持たない駐在者は、この制度の対象になりません。通常の運賃を払うことになります。制度の対象路線は変わることがあるので、条件を詳しく知りたい場合は鉄道局の公式ページで確認してください。

市内側で降りたあと、どこへつながるか

終点の A8 パヤータイについて、スワンナプーム空港の公式サイトは「BTSパヤータイ駅に隣接している」と書いています。空港から乗ってきた電車を降りて、そのまま BTS に乗り換えられる駅は、公式に確認できるかぎりここです。

BTS に乗り換えられれば、スクンビット通り沿いの宿にも、サイアムの繁華街にも、シーロムのオフィス街にも出られます。どの路線がどこまで走り、どの駅で乗り換えられるのかは、BTSとMRTの記事にまとめてあります。

途中の駅で降りて別の路線へ乗り換える方法も現地では案内されていますが、乗り換え通路の有無や所要時間は駅によって違います。公式に確認できたのはパヤータイの隣接だけなので、それ以外の乗り換えは各鉄道会社の路線図で確かめてください。

電車が止まることがある

この路線は、たまに止まります。タイ国鉄が公式に出したお知らせには、車両基地の折り返し地点にある転換装置の不具合でパヤータイ〜スワンナプーム間の運行が乱れ、復旧して通常運行に戻したという経緯が書かれています。

読み取れることは2つあります。ひとつは、不具合が起きたときは国鉄が公式にお知らせを出すということ。もうひとつは、止まる可能性を前提に予定を組んだほうがよいということです。飛行機の時間が決まっているときは、電車1本に賭けず、次のような余地を残しておくと安全です。

  • 空港へ向かう日は、電車が動かなかった場合にタクシーへ切り替えられるだけの時間を取る。
  • 朝の早い便や深夜の便は、そもそも電車の運行時間(5時30分〜24時)の外に出やすい。
  • 大きなスーツケースを2つ以上持つときは、混雑する時間帯の車内が厳しいことがある。

なお、この路線の運行にはタイ国鉄(รฟท.)、国鉄系の SRTET(บริษัท รถไฟฟ้า ร.ฟ.ท.)、そして民間のアジア・エラ・ワン(บริษัท เอเชีย เอรา วัน จำกัด)の3者が関わっていると、同じ国鉄のお知らせに書かれています。日本の鉄道のように「1社の公式サイトを見れば全部載っている」形にはなっていないので、情報源が分散していることは知っておくと混乱しません。

電車を使わない場合

スワンナプーム空港の公式サイトは、鉄道以外の交通手段も並べています。金額が公式に書かれているものを挙げます。

タクシー

乗り場はメインターミナル1階、4番ゲートと7番ゲートのあいだで、24時間受け付けています。公式の説明では、メーターの初乗りが35〜40バーツで、これに空港からの乗車に対する追加料金50バーツが加わり、この追加料金は運転手へ直接支払うとされています。乗り場は通常の距離向けと、およそ20km以内の短距離向けの2種類に分かれています。問い合わせ先は +66 2 132 0360 です。

電気自動車のタクシーも24時間動いています。公式に挙げられているのは、1階の4番・7番ゲート(中央側車線)にある EV Society(初乗り150バーツ、+66 2 039 8888)と、1階3番ゲート(中央側車線)にある CABBY(初乗り150バーツに加えてサービス料100バーツ、+66 2 026 8888)です。

メーターを使うかどうか、荷物をどう積むかといった実際のやり取りは、バンコクのタクシーと配車アプリの使い方で扱っています。

路線バス

公共交通センター(Public Transportation Center)または1階7番ゲートから出ます。公式に挙げられているのは 554番、S6(555番)、558番と、カオサン通りへ向かう S1(6時〜20時)です。問い合わせ先は +66 2 132 9509 です。カオサン周辺に泊まる人には、乗り換えなしで行ける S1 が分かりやすい選択肢になります。

ドンムアン空港に着いた場合

バンコクにはもうひとつ、ドンムアン空港(DMK)があります。格安航空が多く発着する空港で、エアポート・レール・リンクは乗り入れていません。到着する空港を取り違えると計画が崩れるので、便名と空港コードを確認しておいてください。

ドンムアン空港の公式サイトによると、市内へ向かう空港バスは国際線ターミナル1階6番ゲートと国内線ターミナル1階12番ゲートから出ます。

路線行き先運行時間公式表示の運賃
A1BTSチャトゥチャック/モーチット26時50分〜23時59分30バーツ
A2BTSチャトゥチャック/戦勝記念塔5時〜22時30バーツ
A3プラトゥーナム/ラチャプラソン/ルンピニー公園7時〜23時50バーツ
A4民主記念塔/カオサン7時〜22時40分50バーツ

また、スワンナプーム空港とドンムアン空港のあいだには無料のシャトルバスがあります。ドンムアン側の乗り場は国際線ターミナル1階6番ゲート、運行は5時から24時で、有効な航空券を持っていることが条件だと公式に書かれています。2つの空港を乗り継ぐ予定がある人は、この便を先に確認してください。

ドンムアン空港には鉄道の駅もあります。SRTET が運行するレッドラインの公式の駅一覧にはドンムアン(ดอนเมือง)が含まれており、バンコク中心部のクルンテープ・アピワット中央駅などとつながっています。タイの鉄道全体の仕組みは、タイ国鉄で地方へ行くときに知っておくことで説明しています。

変わりやすいところ

最後に、このページの内容のうち変わりやすい部分を挙げておきます。旅行の直前や、久しぶりに乗るときは、ここだけでも見直してください。

  • 運賃。公式の運賃表を見つけられなかった項目です。駅の券売機の表示が最終的な答えになります。
  • 始発と終電。2026-08-31時点で毎日5時30分〜24時ですが、工事や行事で変わることがあります。
  • 運行体制。国鉄・SRTET・民間会社の3者が関わる形で、体制の見直しが議論されることがあります。
  • 支払い方法。コンタクトレス決済は2025年11月8日から全駅で使えるようになりました。対応するカードの種類は今後も増減しえます。
  • 20バーツ均一の制度。対象者と対象路線は国の政策で変わります。外国籍の人が対象外である点は、鉄道局の公式案内に沿った記述です。

バンコクの移動全般については、バンコクとタイの移動に関する記事一覧から他のページもたどれます。

出典

このページの内容は 2026-08-31 に確認しました。料金・制度・営業情報は変わることがあります。