タイの鉄道で地方へ行く、路線図と切符の取り方
タイ国鉄の幹線は北・東北・東・南の4本。公式の路線図をどこで手に入れるか、長距離列車が出るクルンテープ・アピワット中央駅、列車と座席の種類、切符をいつからどこで買えるか、変更と払い戻しまでを公式情報だけで整理しました。
この記事の要点
- 地方へ行く特急・急行・快速はクルンテープ・アピワット中央駅が起点です。普通列車はトンブリー駅やバンコク駅(フアランポーン)発なので、同じバンコク発でも列車の種類で駅が変わります。
- 座席指定の切符は最大90日前から買えますが、その列車の走行距離のうち自分が乗る割合で、25%未満は1日前、25〜59%は30日前、60%以上は90日前と分かれています。
- 座席指定のない普通・近郊・ローカルの切符は、当日、発車の2時間前を超えて先には買えません。朝いちばんの列車に乗りたい日は、駅に早めに着いておくほかありません。
- 切符は全国の駅の窓口、電話1690、D-Ticketのウェブサイトとアプリで買えます。氏名の変更や他人への譲渡は認められておらず、人を替えるには払い戻して買い直すことになります。
- 予定が変わったときの負担は重めです。変更は発車の24時間前までに申し出る必要があり、払い戻しは切符代の70%が差し引かれます。定期券は変更も払い戻しもできません。
場所
クルンテープ・アピワット中央駅
สถานีกลางกรุงเทพอภิวัฒน์ / Krung Thep Aphiwat Central Terminal (Bang Sue Grand Station)
10 Kamphaeng Phet Rd, Chatuchak, Bangkok 10900
MRTブルーラインのバーンスー(BL11)から屋内通路でつながる。SRTレッドラインも乗り入れ(ランシット方面・タリンチャン方面とも始発5時00分/終発0時00分)
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トンブリー駅
สถานีรถไฟธนบุรี / Thonburi Railway Station
Thanon Rot Fai, Siriraj, Bangkok Noi, Bangkok 10700
普通列車(ラングスワン・ナムトック・プラチュアップキーリーカン・ラーチャブリー行き)の起点
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バンコク駅(フアランポーン)
สถานีรถไฟกรุงเทพ (หัวลำโพง) / Bangkok Railway Station (Hua Lamphong)
Rong Mueang, Pathum Wan, Bangkok 10330
MRTブルーラインのフアランポーン(BL28)。普通列車と、キハ183の観光列車の発着駅
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「タイの鉄道路線図」を探すと、性格の違う2種類の図が混ざって出てきます。ひとつはタイ国鉄(SRT)が全国に敷いている在来線の図。もうひとつはバンコク都市圏を走るBTS・MRT・レッドラインなどの図です。運営している会社が違い、切符も別、路線図も別々に公開されています。ここでは前者、つまり地方へ向かう鉄道を中心に、路線図の入手先から切符の買い方までを公式に出ている情報だけで並べます。どの列車が良いかという評価は扱いません。
路線図は「全国の在来線」と「バンコクの都市鉄道」で別々に配られている
タイ国鉄は幹線が北・東北・東・南の4方面に伸びている組織で、チェンマイやノンカイ、ハートヤイといった地方都市へ行くときに乗るのはこちらです。いっぽうバンコク市内を高架と地下で結んでいるBTS・MRT・モノレール各線は、それぞれ別の会社が運行しています。同じ「路線図」という言葉でも、探している図がどちらなのかで行き先が変わります。
ややこしいのは、両者が完全に無関係ではないことです。近郊電車のレッドラインは国鉄の長距離列車と同じ中央駅を使いますし、その駅はMRTブルーラインともつながっています。まず自分がどちらの図を見たいのかを決めてから探すと、迷いません。
タイ国鉄の路線図を公式で手に入れる
全国の路線を1枚で見たいとき
タイ国鉄はデータ公開サイト(ระบบบัญชีข้อมูลการรถไฟแห่งประเทศไทย)で、「แผนที่ประเทศไทย แสดงเส้นทางรถไฟ(タイ全国の鉄道路線図)」というPDFを配布しています。同じデータはタイ運輸省のデータカタログにも国鉄名義で登録されていて、カタログ上の最終更新は2023年4月6日、ファイルは約8.9MBです。役所が正式に公開している図なので、出典としては一番はっきりしています。ただし更新日が古めなので、開業した新しい区間まで反映されているとは限りません。区間や駅がいまどう扱われているかは、次の時刻表ページで確かめるほうが確実です。
路線ごとに列車と時刻を追いたいとき
国鉄の公式サイトには時刻表のページ(SRT Timetable Matrix)があり、路線と進行方向を選ぶ形式になっています。タイ語と英語の切り替えがあります。駅名から調べたい場合は、公式の駅一覧ページに全駅が並んでいるので、そこから発着時刻をたどれます。iOSとAndroid向けの公式アプリ「SRT Timetable」へのリンクも、国鉄サイトのメニューに置かれています。
電話で聞くこともできます。国鉄の顧客サービスセンターは1690で、公式ページには24時間受け付けと書かれています。
バンコクの路線図を日本語で読むには
バンコク都市圏の路線図は、各社が自分の公式サイトで出しています。BTSは英語ページに「Routes and Fares」があり、出発駅と到着駅を入れて運賃を出せます。MRTを運行するBEMも英語表示に切り替えられる路線図ページを持っていて、レッドラインのSRTETも英語の路線図と運賃表を公開しています。つまり公式に用意されているのはタイ語と英語です。
日本語の駅名表記に頼らずに読む手がかりは、駅番号です。BEMの公式路線図では、ブルーラインの駅にターパー(BL01)からラックソーン(BL38)まで通し番号が振られていて、バンスーはBL11、フアランポーンはBL28です。番号で場所を指せるので、タイ語が読めなくても乗り換え地点を人に伝えられます。バンコク市内の路線の色分け、乗り換え駅、運賃と始発終電の考え方はバンコクのBTSとMRT、路線図の見方と乗り方で日本語にしてあります。図は各社の公式、読み方はそちらのページ、という組み合わせが現実的です。
幹線は4本。どの方向に何があるか
国鉄の公式時刻表ページは、路線を次のように分けています。行き先の代表駅もそこに書かれているものです。
| 路線 | 方面 | 途中と終点の代表駅 |
|---|---|---|
| สายเหนือ(北線) | 北 | ロッブリー、ナコンサワン、ピッサヌローク、ウッタラディット、ランパーン、チェンマイ |
| สายตะวันออกเฉียงเหนือ(東北線) | イサーン | ケンコーイ分岐、ウボンラーチャターニー、ノンカイ |
| สายใต้(南線) | 南 | チュムポン、トゥンソン分岐、ハートヤイ分岐、スガイコーロック |
| สายตะวันออก(東線) | 東(カンボジア国境方面) | チャチューンサオ分岐、アランヤプラテート |
| ウォンウィエンヤイ〜マハーチャイ、バーンレーム〜メークローン | バンコク南西 | この2区間は上の幹線とつながっていない別系統 |
このほかに、トンブリー〜タリンチャン分岐〜サーラーヤー〜ナコンパトムの区間が「レッドラインに接続する」フィーダーとして時刻表に載っています。バンコクの西側からナコンパトム方面へ抜けるときの手がかりになります。
バンコク近郊だけを走る列車も定義されています。公式の説明では、近郊列車(ชานเมือง)はバンコクとその周辺、半径150キロを超えない範囲を対象にしていて、区間は北線のバンコク〜ロッブリー133キロ、東北線のバンコク〜ケンコーイ分岐125キロ、東線のバンコク〜プラーチーンブリー122キロ、南線のバンコク〜ラーチャブリー117キロ、それに特別近郊列車としてバンコク〜スパンブリー158キロが挙がっています。
長距離列車はクルンテープ・アピワット中央駅から出る
国鉄の列車種別ページで、特急・急行・快速の発着駅の欄はいずれも「ต้นทางสถานีกลางกรุงเทพอภิวัฒน์(起点はクルンテープ・アピワット中央駅)」と書かれています。チェンマイ、ウボンラーチャターニー、ノンカイ、ハートヤイ分岐、スガイコーロック、そしてマレーシアのパダンベサールへ向かう特急は、この駅が起点です。
いっぽう普通列車(ธรรมดา)の表は起点が違います。トンブリー駅発としてラングスワン、ナムトック、プラチュアップキーリーカン、ラーチャブリー行きが、バンコク駅(フアランポーン)発としてピッサヌローク、ナコンサワン、スリン、ホアヒン、アランヤプラテート、カビンブリー、チャチューンサオ行きなどが並んでいます。「バンコク発」と書いてあっても、どの駅なのかは列車の種類で変わります。ここを取り違えると、当日に駅を移動するはめになります。
なお、公式の表には運休中を示す「งดให้บริการ」が付いた列車がいくつも混ざっています。表に行き先が載っていることと、その列車がいま走っていることは別です。予約に進む前に、時刻表ページか1690で走っているかどうかを確かめてください。
中央駅の中はどうなっているか
SRTETの公式駅案内によると、クルンテープ・アピワット中央駅の住所はバンコク・チャトゥチャック区カンペーンペット通り10番地で、バンスー分岐の一帯にあります。建物は、地下が約1,700台分の駐車場、地上階が待合と切符売り場、2階が長距離列車のホーム、3階が近郊電車のホームという構成です。同ページには、長距離・近郊ともホームは12本で、近郊側は当初4本から使いはじめたと書かれています(同ページの更新日は2022年9月27日なので、いま何本使われているかは現地で確かめてください)。
出入口の案内も出ています。西側のゲート1〜4はSCG本社、バンスー分岐駅、カンペーンペット2通り、トゥートダムリ通り、MRTバンスー駅、バス停の方向。東側のゲート1〜4は中央少年家庭裁判所、カンペーンペット6通り、モーチットのバスターミナル、オートーコー市場、チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット、シーラット高速の方向です。切符売り場2のあたりの屋内通路がMRTバンスー駅につながる、という注記もあります。地方へ発つ前に市場へ寄る、長距離バスに乗り継ぐ、といった動きがしやすい場所です。
中央駅までどう行くか
市内からは、MRTブルーラインのバンスー(BL11)で降りて屋内の通路を進むのが素直です。この駅はSRTETの案内文では「MRTバンスー」とも「MRTクルンテープ・アピワット」とも書かれていて、BEMの公式路線図ではBang Sue(BL11)と表示されています。呼び名が2通りあると覚えておいてください。近郊電車のレッドラインを使うなら、SRTETの公式時刻表では中央駅発ランシット方面が始発5時00分、終発0時00分、所要およそ23分。中央駅発タリンチャン方面が始発5時00分、終発0時00分、所要およそ16分と出ています。ランシット方面は15分間隔(朝夕は10分間隔の時間帯もあります)、タリンチャン方面は20分間隔です。
レッドラインの運賃は距離制で、公式には1キロあたり1.50バーツと明記されています。2026-08-31時点の公式運賃表では大人12〜42バーツで、中央駅からドンムアンまで33バーツ、ランシットまで42バーツ、タリンチャンまで35バーツです。学生と高齢者向けの別料金も表に出ています。SRTETの公式路線図には、ドンムアン駅の接続先としてドンムアン空港が示されています。スワンナプーム空港から市内へ入るときの鉄道は系統が別で、スワンナプーム空港と市内を結ぶエアポート・レール・リンクにまとめています。
列車は8種類。速さと停まる駅が違う
公式ページは旅客列車を8種類に分けて説明しています。上から順に速く、下へ行くほどこまめに停まります。
| 種類 | 公式の説明 |
|---|---|
| ด่วนพิเศษ(特急・Special Express) | 長距離を走り、主要駅だけに停車 |
| ด่วน(急行・Express) | 長距離を走り主要駅だけに停車するが、連結する車両の種類が特急より多い |
| เร็ว(快速・Rapid) | 長距離を走るが、急行より停車駅が多い |
| ธรรมดา(普通・Ordinary) | 全国の地方へ向かう列車で、すべての駅に停車 |
| ชานเมือง(近郊・Commuter) | バンコクと周辺、半径150キロ以内。すべての駅と停留所に停車 |
| ท้องถิ่น(ローカル・Local) | 県をまたぐ区間を走り、すべての駅と停留所に停車 |
| ท่องเที่ยว(観光・Excursion) | 土日と祝日に運転する観光向けの列車 |
| ท่องเที่ยวคิฮะ 183(観光・キハ183) | 同じく土日と祝日の観光列車で、冷房付きの気動車を使う |
座席と寝台、どれを選ぶか
車両の等級は1等・2等・3等に分かれ、列車の種類に応じて連結されます。公式の客車一覧に出ている主な車両は次のとおりです。
| 車両 | 等級 | 定員と中身 |
|---|---|---|
| บนอ.ป. | 1等・冷房・寝台 | 24名。2名個室が12室で、上段と下段のベッド |
| บนท.ป. | 2等・冷房・寝台 | 40名(上段20・下段20)または36名(上段18・下段18) |
| บนท. | 2等・冷房なし・寝台 | 32名(上下16ずつ)または36名(上下18ずつ) |
| บชท.ป(車いす対応) | 2等・冷房・座席 | 30名。2人掛けと1人掛けを組み合わせ、車いす利用者に対応 |
| บชท. | 2等・座席 | 48名。背もたれを倒せる座席 |
| บสส. | 2等と3等の合造 | 2等20名+3等40名。車両の半分ずつを2等と3等に分けている |
| บชส. | 3等・座席 | 76名 |
公式ページによれば、1等冷房寝台が連結されるのは特急と急行です。夜行で横になりたい場合は寝台車を選ぶことになり、2等冷房寝台は上段と下段に分かれています。3等は「すべての普通列車と、快速・急行・特急」に連結されると書かれています。
切符はいつから買えるか
ここがタイの鉄道でいちばん誤解されやすいところです。公式の規則には、座席指定が要る列車(特急・急行・快速)の前売りは最大90日前までと書かれています。ただし全員が90日前から買えるわけではありません。2026年4月30日から、その列車の全区間に対して自分が乗る距離がどれくらいかで、買える時期が3段階に分かれています。
- 列車の走行距離の25%未満しか乗らない場合 … 1日前から
- 25〜59%を乗る場合 … 30日前から
- 60%以上を乗る場合 … 90日前から
公式ページはそのまま例を載せています。クルンテープ・アピワット〜ピッサヌロークは381キロ、乗る列車がクルンテープ・アピワット〜チェンマイの9号(743キロ)だとすると、381÷743×100=51.27%。したがってこの区間は30日前からしか買えません。同じ列車の同じ座席でも、終点まで乗る人は90日前に押さえられて、途中で降りる人は30日前まで待つことになります。この日数の考え方は、買ったあとの変更にも同じように適用されると明記されています。
実際、公式予約サイトD-Ticketの日付選択も、当日から90日先までしか選べないようになっています。
座席指定のない列車、つまり普通・近郊・ローカルなどは扱いが違います。公式には「当日、発車の2時間前を超えて先には買えない」と書かれています。事前に押さえておくことができないので、朝いちばんの普通列車に乗りたい日は、駅に早めに着いておくほかありません。
切符を買う場所は4つ
公式が挙げている窓口は次の4つです。
- 全国の駅の窓口
- 電話1690 — 毎日24時間受け付けと明記されています
- D-Ticketのウェブサイト
- SRT D-Ticketアプリ
オンラインで買うときは、まず会員登録が要ります。公式のヘルプによると、登録すると確認用のリンクがメールで届き、それを押してはじめて登録が完了します。予約の流れは、路線(北線・東北線・東線・南線)を選び、出発駅と到着駅、日付、人数を入れて検索し、列車と車両と座席を選ぶ、というものです。支払いはクレジットカードかデビットカード、または「駅で支払う」を選んで予約番号を受け取り、駅の窓口で払う方法があります。カードで払えばそのままメールで切符が届きます。
受け取った切符の扱いも公式に書かれています。メールで届いたPDF、またはD-Ticketアプリの画面を端末に表示すれば、紙の切符の代わりになります。ただし座席指定の列車では、係員に身分証を示すか、オンライン購入時に身分証番号を入力する必要があり、全席について氏名とID番号またはパスポート番号を登録することになっています。名前は切符の券面に出ます。
そして2024年7月1日から、氏名や旅行者情報の変更、他人への譲渡は認められていません。人を替えたいときは、いったん払い戻して買い直すことになります。友人の分をまとめて押さえておく、といった買い方はできない前提で計画してください。
満席のときは待機登録の仕組みがあります。特急・急行・快速・観光列車など座席指定の列車が対象で、D-Ticketで本人確認済みの会員であることが条件です。キャンセルが出て空席が戻ると、順番にメールで予約コードが届きます。駅の窓口で頼むこともできて、その場合はD-Ticketに登録した電話番号を伝えます。
値段は運賃と料金の足し算
タイの鉄道の値段は、日本と同じように運賃(ค่าโดยสาร)と料金(ค่าธรรมเนียม)に分かれています。公式の料金ページは「列車種別の料金、冷房の料金、寝台の料金」を掲げていて、同じ区間でも速い列車を選べば種別料金が、冷房車なら冷房料金が、横になるなら寝台料金が上乗せされる構造です。金額は公式ページで画像として掲示されているので、区間ごとの実額はD-Ticketの検索画面で確かめるのが早道です。予約の途中で内訳が表示されます。
割引にもこの区別が効いてきます。公式には半額の対象として、身長100センチ超150センチ以下の子ども、仏教の僧侶と修行僧およびイスラム教とキリスト教の聖職者、制服の軍人、それにタイ国籍の60歳以上(毎年6月1日〜9月30日のあいだのみ)が挙がっていますが、半額になるのは運賃だけで、料金は割り引かれません。障害のある人への割引も、タイ国籍であることを条件に運賃50%引きで、料金は対象外と明記されています。旅行者が確実に使えるのは子どもの区分だと考えておくのが無難です。
切符を持たずに乗ってしまうと割高になります。車内で無札が見つかった場合、運賃のほかに車内購入手数料がかかり、特急・急行・快速は1人250バーツ、それ以外の列車は1人100バーツです。子どもや、切符を売る係員がいない停留所から乗った人などは例外とされています。
予定が変わったとき、どれだけ戻るか
変更と払い戻しの条件は公式にはっきり書かれていて、日本の感覚より厳しめです。
- 変更 — 回数の制限はありませんが手数料がかかります。発車の1日前なら切符代の50%、2日前なら30%、3日以上前なら20%。しかも、発車の24時間前までに係員へ申し出る必要があり、それを過ぎたら受け付けられません。
- 払い戻し — 個人の切符は、券面の始発駅の発車時刻の3時間前までに申し出れば受け付けられますが、切符代の70%が差し引かれます。返金は申請から15日以内に、駅か前売り窓口で支払われます。
- 定期券 — 変更も払い戻しもできないと明記されています。
つまり、直前で予定が動きそうな旅程ほど、早く買うほど有利とは限りません。前売りの日数制限と合わせて考えると、日程が固まってから押さえるのが結局は安く付きます。
国境を越える列車
公式の時刻表ページには、国境を越える列車の欄が独立して置かれています。ラオス方面は、クルンテープ・アピワット〜ウドンターニー〜ノンカイ〜ヴィエンチャン(カムサワート)を結ぶ133号・134号と、ウドンターニー〜ノンカイ〜ヴィエンチャンの147号・148号です。ノンカイからヴィエンチャンまでの区間には特別運賃が加算され、133号・134号は冷房座席が120バーツ増、扇風機の座席が70バーツ増、147号・148号は冷房座席70バーツ増、扇風機の座席30バーツ増と注記されています(この時刻表の更新は2026年1月16日)。
マレーシア方面は、クルンテープ・アピワット発の特急45号・46号がパダンベサールまで走ります。国境から先のマレーシア側については、D-Ticketの公式サイトにマレーシア鉄道の予約サイトへのリンクが置かれています。国をまたぐ場合は入国手続きが絡むので、鉄道の切符とは別に各国の公式案内を確かめてください。
週末だけ走る観光列車
公式の分類にある観光列車は、土日と祝日に運転されるものです。表に出ている行き先は、バンコク〜ナムトック・サイヨークノイ(909号・910号)、バンコク〜スワンソン・プラディパット(911号・912号)、バンコク〜アユタヤ/ナコンパトム/チャチューンサオ(901号・907号・9901号)、バンコク〜パーサック・チョンラシット・ダム(921号・926号)です。
キハ183を使う列車はフアランポーン(バンコク駅)発着で、チャチューンサオ、スワンソン・プラディパット、ラーチャブリー〜ペッチャブリー、カンチャナブリー、ナコンラーチャシーマー、ロッブリーへの設定が挙がっています。泊まりがけの旅程を組まなくても、日帰りで地方の空気に触れられるのがこの手の列車です。運転日が限られるので、行きたい週に走っているかどうかを先に確かめてください。
駅に着いてからの足
地方の駅は、町の中心から離れていることが珍しくありません。降りたあとの数キロをどう埋めるかは、鉄道の時刻表とは別に考える必要があります。バンコクに戻ってきたあとも同じで、中央駅からホテルまでの区間はバンコクのタクシーと配車アプリの使い方で扱っている手段に切り替えることになります。市内と地方の移動手段をひととおり見渡したいときは、バンコクとタイの移動に関する記事一覧から入ってください。
公式で確かめるときの入り口
- 路線図 — 全国の在来線図はタイ国鉄のデータ公開サイトでPDFとして配られています。バンコクの都市鉄道は、BTS・BEM・SRTETがそれぞれ公式サイトで路線図と運賃表を出しています。
- 時刻 — 国鉄の公式時刻表ページで路線と方向を選ぶか、駅一覧から駅を選びます。公式アプリ「SRT Timetable」へのリンクも国鉄サイトにあります。
- 空席と値段 — D-Ticketの検索画面で出発駅・到着駅・日付を入れると、列車と車両を選ぶ過程で内訳つきの金額が出ます。
- 電話 — 国鉄の顧客サービスセンターは1690で、公式ページには24時間受け付けと書かれています。
このページの数字と条件は、すべて上に挙げた公式サイトで直接あたったものです。前売りの規則も運賃も、告示ひとつで変わります。長い旅程を組む前に、もう一度だけ公式で見直してください。
出典
- タイ国鉄(การรถไฟแห่งประเทศไทย)公式サイト(2026-08-31 取得)
- タイ国鉄 公式「ประเภทขบวนรถ(列車の種類)」8種類の定義と発着駅一覧(2026-08-31 取得)
- タイ国鉄 公式「ประเภทรถโดยสาร(客車の種類)」等級と定員(2026-08-31 取得)
- タイ国鉄 公式「ตั๋วโดยสาร / Waiting List」発売・前売り・変更・払い戻しの規則(2026-08-31 取得)
- タイ国鉄 公式「สำรองที่นั่ง Online(オンライン予約の案内)」(2026-08-31 取得)
- タイ国鉄 公式「ตารางกำหนดเวลาเดินรถ(時刻表の一覧)」路線区分と国境越え列車(2026-08-31 取得)
- タイ国鉄 公式時刻表ページ(SRT Timetable Matrix)(2026-08-31 取得)
- タイ国鉄 公式 駅一覧(発着時刻の検索)(2026-08-31 取得)
- タイ国鉄 公式予約サイト D-Ticket(2026-08-31 取得)
- D-Ticket 公式ヘルプ「วิธีการจองตั๋วโดยสาร(予約の手順)」(2026-08-31 取得)
- タイ国鉄 データカタログ「แผนที่ประเทศไทย แสดงเส้นทางรถไฟ(全国の鉄道路線図)」(2026-08-31 取得)
- タイ運輸省 MOT Data Catalog に登録された同じ路線図データ(2026-08-31 取得)
- SRTET(รถไฟฟ้าสายสีแดง)公式 運賃表(2026-08-31 取得)
- SRTET 公式 レッドライン時刻表(始発・終発と所要時間)(2026-08-31 取得)
- SRTET 公式 駅案内「クルンテープ・アピワット中央駅」(2026-08-31 取得)
- SRTET 公式 レッドライン路線図(2026-08-31 取得)
- BEM 公式「Route Map ブルーライン」(駅名と駅番号)(2026-08-31 取得)
- BTS Skytrain 公式「Routes and Fares」(2026-08-31 取得)
このページの内容は 2026-08-31 に確認しました。料金・制度・営業情報は変わることがあります。