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バンコクでスマホを売る

バンコクでスマートフォンを手放すときの準備をまとめました。アップルとグーグルが公式に案内している消去の手順、タイでの下取りが現金ではなくギフトカードで返ってくること、店頭で写真付き身分証が要ること、祝日と入金の関係まで。

この記事の要点

  • タイのアップル公式が案内している下取りの受け取り方は、新しい端末の購入への充当かApple Storeギフトカードで、現金ではありません。
  • 売る前に自分でデータを消してロックを外します。消去すると「探す」とアクティベーションロックがオフになると、アップル公式が明記しています。
  • 店頭で下取りに出すときは、政府発行の有効期限内の写真付き身分証を求められます。外国籍なら、実務上はパスポートを持って出るのが無難です。
  • Androidはパスワードを再設定した直後だと24時間待つ必要があり、リセット自体も最長1時間ほどかかります。70%以上の充電も前提です。
  • 提示される下取り額は見積もりで、実際の額はそれを下回ることがあるとアップル公式が注記しています。現物を見せたあとに下がる余地を見ておいてください。

場所

Apple セントラルワールド

Apple Central World

4, 4/1-4/2, 4/4 Ratchadamri Road, Pathum Wan, Bangkok 10330

地図は Google が配信しています。表示すると Google へ接続し、IP アドレスとブラウザ情報が渡ります(プライバシーポリシー)。

Google マップで開く(緯度 13.7449927 / 経度 100.5398875)

Apple アイコンサイアム

Apple Iconsiam

299 Charoen Nakhon Road, Khlong Ton Sai, Khlong San, Bangkok 10600

地図は Google が配信しています。表示すると Google へ接続し、IP アドレスとブラウザ情報が渡ります(プライバシーポリシー)。

Google マップで開く(緯度 13.7263698 / 経度 100.5105778)

バンコクでスマートフォンを手放すとき、手間がかかるのは持ち込み先を決めることよりも、端末側の後始末です。ロックが残ったままの端末は次の人が使えないため、店に持ち込んでも話が進みません。ここでは、アップルとグーグルが公式に案内している手順、タイでの下取りが実際にどういう形でお金に変わるのか、当日に何を持っていけばよいのかを、公式サイトで確かめられた内容だけで並べます。金額と条件は変わりますので、ページ末尾の確認日をあわせてご覧ください。

まず、端末のデータを消してロックを外します

売る準備の中心はここです。手順そのものは端末を作った会社が公開しているので、それに従うのがいちばん確実です。作業には時間がかかりますから、店へ向かう直前ではなく、前日までに終わらせておくと落ち着いて進みます。

iPhone・iPadを手放す前にやること

アップルの公式ページは、売却・譲渡・下取りの前にやることとして次の流れを挙げています。バックアップを取り、新しい端末へ情報を移し、Apple Watchを使っているならペアリングを解除し、AppleCareプランに入っているなら解約するか新しい持ち主へ移し、iCloud・iTunes・App Storeからサインアウトしてから、「設定」の「一般」で「転送またはリセット」を開いて「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行します。最後に、信頼できるデバイスの一覧から古い端末を外します。

消去まわりで押さえておきたい点が3つあります。ひとつめは、消去すると「探す」とアクティベーションロックがオフになる、と公式が明記していることです。裏返せば、この消去を済ませていない端末はロックがかかったままになります。ふたつめは、eSIMを積んだ端末を売る場合、消去の途中で出てくる確認画面でeSIMプロファイルも消す選択をする必要がある点です。みっつめは、端末からコンテンツを消してもiCloudに保存したデータは消えないという点で、写真や書類はクラウド側に残ります。

他社の携帯電話に乗り換えるならiMessageの登録を解除し、Apple Payを使っていたならウォレットのカードやパスを削除する、とも書かれています。

Androidを手放す前にやること

グーグルの公式ページは、端末のデータをすべて消す方法として出荷時の設定へのリセットを案内しています。「フォーマット」や「ハードリセット」と呼ばれるのも同じ操作です。別のページでは、端末を譲渡したり廃棄したりする予定なら、データとアプリをすべて削除することをすすめる、とも書かれています。

公式が挙げている事前の準備は次のとおりです。使っているGoogleアカウントのユーザー名とパスワードを確かめること(リセット後にデータを戻すときに必要になり、持ち主本人か、持ち主が信頼する人がリセットしたことの確認に使われます)。画面ロックを設定しているなら、そのPIN・パターン・パスワードも確かめること。Googleアカウントへデータをバックアップすること。そして端末を70%以上充電し、Wi-Fiかモバイル回線につないでおくことです。

見落としやすい注意がひとつあります。公式は「Googleアカウントのパスワードを再設定したばかりの場合は、再設定から24時間経ってからリセットしてください」と書いています。売る前日にパスワードを変えると、そこで丸一日待つことになります。リセット自体も最長で1時間ほどかかることがあり、終わったあとはインターネットにつないでGoogleアカウントにログインする必要があります。機種ごとの細かい手順はメーカーのサポートサイトを見るように案内されています。

もう渡してしまったときにできること

消去しないまま人に渡してしまった場合、アップルの公式ページは、新しい持ち主に連絡して同じ手順で消去してもらうことを案内しています。紛失や盗難ならiCloud.comの「デバイスを探す」から消去できます。あわせて、Apple Accountのパスワードを変更して2ファクタ認証をオンにする方法も挙げられていますが、公式はその効果をはっきり限定しています。パスワードを変えても手放した端末に入っている個人情報が消えるわけではなく、新しい持ち主があなたの情報をiCloudから削除できなくなる、という意味だと説明されています。

店に持ち込む日に持っていくもの

アップルのタイ公式サイトは、店頭で下取りに出すときに「政府発行の有効期限内の写真付き身分証明書」の提示を求めると注記しています。現地の法律により、その情報を記録する必要がある場合がある、とも書かれています。外国籍の居住者や旅行者なら、実務上はパスポートを持って出るのが無難です。

同じくアップルの公式ページには、Apple StoreでiPhoneを下取りに出す場合はApple Accountのパスワードが必要になることがあるので、来店前に確認するかリセットしておくとよい、とあります。「盗難デバイスの保護」をオンにしている場合、店舗でパスワードを変更しようとすると、セキュリティ遅延のため1時間かかる可能性があるという注意も添えられています。さらに、修理を完了できない端末は下取りに出せないとも書かれています。

持ち物・作業公式の記述
写真付きの身分証店頭での下取りに、政府発行の有効期限内のものが必要(アップル タイ公式)
Apple Accountのパスワード下取りで必要になることがあるため来店前に確認(アップル公式)
消去の完了消去すると「探す」とアクティベーションロックがオフになる(アップル公式)
eSIMの扱い売却時は消去画面でeSIMプロファイルを消す選択をする(アップル公式)
充電と回線Androidのリセットは70%以上の充電とネットワーク接続が前提(グーグル公式)
時間の余裕Androidのリセットは最長1時間ほど。パスワード再設定直後は24時間待つ(グーグル公式)

いくらになるかを決めているもの

相場の数字は店や時期で動くため、ここでは値付けの前提だけを公式の記述から拾います。アップルのタイ公式サイトは注記で、提示される下取り額はあくまで見積もりで実際の額はそれを下回ることがあると書いています。額は端末の状態・年式・構成によって変わり、そもそもクレジットの対象にならない端末もあります。実際に支払われる額は、対象の端末が届き、査定のときの説明と状態が一致していることが前提だとも書かれています。

つまり、事前の見積もりは上限に近い数字だと考えて、現物を見せたあとに下がる余地を織り込んでおくのが現実的です。

バッテリーの状態は自分で確かめられます

iPhoneなら、査定に出す前に自分でバッテリーの状態を見ておけます。アップルの公式ページによると、設定アプリを開いて「バッテリー」をタップし、「バッテリーの状態」をタップすると確認でき、この機能はiPhone 6以降のiOSに入っています。画面には最大容量とピークパフォーマンス性能が表示されます。

最大容量とは「新品時と比較したバッテリー容量の基準」で、化学的な経年劣化が進むほど下がり、1回の充電で使える時間が短くなっていきます。製造からアクティベーションまでの期間によっては、新品でも100%を少し下回って表示されることがある、とも説明されています。あわせて公式は充電サイクルの数え方も定義していて、バッテリー容量の100%に相当する電力を使い切ると1回分としています。査定で聞かれたときに、この2つの数字を自分の言葉で言えると話が早く済みます。

メーカーの下取りを使う

店を回らずに済ませたい場合、端末を作った会社の下取りという道があります。タイでも公式に案内があります。

アップルの下取り(タイ)

タイのApple Trade Inの公式ページは、いまの端末の価値を新しい端末の購入時の値引きに使える仕組みだと説明しています。申し込みはオンラインでも、どのApple Storeの店頭でもよく、クレジットはApple Storeギフトカードの形で受け取れると書かれています。ここが分かれ道で、公式が案内しているのは新しい端末の購入への充当かギフトカードであって、現金ではありません。手元に現金が要るのか、次の端末を買うのか、で向き不向きが変わります。

そのほか、公式の注記には次のことが書かれています。クレジットやギフトカードを受け取るには成年に達している必要があること。付加価値税(VAT)は新しい端末の全額に対して課される場合があること。この下取りはすべての店舗で提供されるとは限らず、店頭とオンラインで内容が異なる場合があること。店舗によっては追加の条件がある場合があること。そして下取りのパートナー会社は、理由を問わず取引を断ったり、取り消したり、件数を制限したりする権利を留保していることです。端末がクレジットの条件に合わない場合は、無料で安全にリサイクルするとも書かれています。

アップルのタイ公式サイトの店舗一覧に載っている直営店は、確認日時点でバンコクの2店です。セントラルワールドの店(4, 4/1-4/2, 4/4 ถนนราชดำริห์ เขตปทุมวัน กรุงเทพมหานคร 10330/電話 1800 019 448)と、アイコンサイアムの店(299 ถนนเจริญนคร แขวงคลองต้นไทร เขตคลองสาน กรุงเทพมหานคร 10600/電話 1800 019 447)です。

サムスンの下取り(タイ)

サムスンのタイ公式サイトにも下取りの入口があります。見出しは「古い機種を持ち込んで新しい機種と交換する」という趣旨のタイ語で、対象は「スマートフォンとタブレット」「家電」の2つに分かれています。個別の条件と査定の流れは、それぞれの案内ページ側に置かれているので、申し込む前にそちらで確かめてください。

街の店に持ち込む

バンコクには携帯電話を扱う店が数多くあり、現金でその場で受け取れることもあります。ただし、買い取る機種の範囲、支払い方法、必要な書類は店ごとに違います。この記事は個々の店の良し悪しを決める場所ではないので、行く前にその店自身の公式の案内で条件を確かめる、という進め方をおすすめします。受け取ったバーツをどう扱うかはバンコクで両替するもあわせてご覧ください。

タイの祝日や年末年始に売れるか

商業施設や個別の店の営業日は店ごとに決まっているため、その店の公式の案内で確かめるのが確実です。一方で、はっきりしているのはお金の受け取り側です。タイ中央銀行は金融機関の休日の一覧を公式サイトで公開していて、休日の日付は年ごとに変わります。年末年始や祝日をはさむと、銀行振込での支払いは着金が翌営業日以降にずれることがあります。振込で受け取る約束をするなら、その日程を先に見ておいてください。

現金やギフトカードで受け取る場合は、この影響を受けにくくなります。また、タイの銀行口座を持っていない旅行者は、そもそも国内送金を受け取れません。支払い方法は査定の前に確かめておくほうが安全です。

売る日から逆算して用意する

年末年始に日本へ帰るタイミングで手放す予定なら、逆算が要ります。Androidはパスワードを再設定した直後だと24時間待つ必要があり、リセット自体にも最長1時間ほどかかります。iPhoneも「盗難デバイスの保護」をオンにしていると、店頭でのパスワード変更に1時間かかる可能性があります。出発前日にまとめてやろうとすると間に合いません。数日の余裕を見て、消去とパスワードの確認を先に済ませておいてください。

この記事で決められないこと

どの店がいくらで買い取るか、どの店が信頼できるかは、実際の店ごとの話で、公式サイトから確かめられる種類の情報ではありません。ここで扱ったのは、どの店に持ち込むにせよ共通して必要になる準備と、公式が公開している条件だけです。バンコクでの買い物やお金まわりのほかの話題は買い物とお金の記事一覧から探せます。

出典

このページの内容は 2026-08-31 に確認しました。料金・制度・営業情報は変わることがあります。