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バンコクの塾と家庭教師 — 月謝・時給・認可の調べ方

バンコクの塾の月謝と家庭教師の時給を、教室と紹介サービスが自分で公表しているものから並べました。あわせて、学校外教育機関の許可を誰でも名前で調べられる公開の窓口と、バンコクの登録数を示します。

この記事の要点

  • 塾の認可は公開の窓口で誰でも調べられます。ログインは要りません。実際に引くと、バンコク都の私立学校は2,157件、うち学校外教育機関が1,516件、そのうち区分が「กวดวิชา(塾)」のものが363件です(全国では1,828件)。
  • 公文(タイ)は入会金535バーツ、月謝は1教科あたり小6以下1,700バーツ・中1以上1,800バーツ。1教科あたりなので、3教科なら3倍になります。
  • 日系の個別指導は、GENII が月謝7,800バーツ(月10コマまで・超過1コマ200バーツ)、キャタルが月4回9,900バーツ+管理費1,000バーツ(入会金5,000バーツ)、コミュニティ英会話が月3,000バーツ(入校金2,000バーツ)です。
  • タイ系の大手は映像講座を時間数つきで売ります。Enconcept の48+10時間8,000バーツ、WE BY THE BRAIN の183時間13,900バーツなど。1時間あたりで割ると比較できますが、映像講座と個別指導は別のものです。
  • 家庭教師の時給は、タイの紹介サービスの公表で幼稚園〜小学150〜300バーツ、中高200〜350バーツ、インター校の課程200〜400バーツです。日本人向けサービスで料金を公表しているものは見つけられませんでした。
  • 個人の家庭教師は学校外教育機関の枠に入りません。認可番号を確かめるという問いが立たないので、確かめられるものが塾より少なくなります。

バンコクで塾か家庭教師を探すとき、知りたいのはいくらか、どこで探すか、その教室はきちんと登録されているのかでしょう。ここでは公表されている月謝と時給を並べ、認可を自分で調べる手順を書きます。教室も個人も勧めません。

認可は、誰でも名前で調べられます

タイの私立学校法(พระราชบัญญัติโรงเรียนเอกชน พ.ศ. ๒๕๕๐ = 仏暦2550年法、2554年改正を含む)は、正規の課程を持つ学校とは別に「โรงเรียนนอกระบบ(学校外教育機関)」という枠を置き、その設立に許可を求めています。第120条の逐語です。

การจัดตั้งโรงเรียนนอกระบบต้องได้รับใบอนุญาตจากผู้อนุญาต

そして、許可を受けた学校は誰でも検索できます。私立教育振興委員会事務局(สช.)が公開している「ตรวจสอบโรงเรียนที่ได้รับอนุญาต(許可を受けた学校を調べる)」で、ログインは要りません。説明文にも「一般の関心のある方のため(สำหรับประชาชนทั่วไปที่สนใจ)」と書かれています。

実際に引くと、こうなります(バンコク都)。

区分登録数
バンコク都の私立学校 合計2,157
うち 正規の課程(ในระบบ)641
うち 学校外教育機関(นอกระบบ)1,516
うち区分が กวดวิชา(塾)363
うち区分が นานาชาติ(インター校)131
(参考)全国の กวดวิชา1,828

学校名か学校コードを入れて検索します。インター校も同じ窓口で引けます。

学校外教育機関の1,516件は、区分ごとにこう分かれます。塾(กวดวิชา)より、職業訓練(วิชาชีพ)のほうが多いのが実情です。

区分中身バンコク
วิชาชีพ職業の技能677
กวดวิชา363
ศิลปะและกีฬา音楽・美術・スポーツ261
สร้างเสริมทักษะชีวิต生活技能127
สอนศาสนา宗教88
合計1,516

数え方に注意が要ります。校名に「กวดวิชา」という文字が入っているものだけを数えると 314件にしかなりません。「ภาษาและกวดวิชา …」のように語順が違ったり、校名にその語を含まないまま区分15で登録されている塾が49件あるためです。校名の文字列で数えると、区分で数えたときと合いません。

訂正します。「バンコクの学習塾」の記事で以前、「検索ページの作りのせいで確かめられません」と書いていました。それは誤りでした。公開の検索は実在し、区分でも名前でも引けます。お詫びして訂正します。

ただし「出てこない=無許可」ではありません。たとえば公文のタイ語表記「คุมอง」で引くと、バンコクの学校外教育機関1,516件のうちヒットは0件です。これは、フランチャイズ加盟者の個人名義で登録されている、別の表記になっている、別の区分で登録されている——といった説明がありえて、このデータでは区別できません。0件を「無許可の証拠」と読まないでください。

塾は「学校外教育機関」の1類型です

私立教育振興委員会の告示(2552年2月12日)が、学校外教育機関を5つの類型に分けています。

区分中身
สอนศาสนา宗教を教える
ศิลปะและกีฬา音楽・美術・スポーツ
วิชาชีพ職業に就く、または職業の技能を足す
กวดวิชา基礎教育課程のうち一部の科目の知識を補う=日本語でいう塾
สร้างเสริมทักษะชีวิต思考力・知力その他の技能を伸ばす

個人の家庭教師は、この5類型の枠に入りません。「学校」ではないからです。したがって、認可番号を確かめるという問いが立ちません。残るのは、その人が示す経歴と、教わってみた印象です。

塾の月謝 — 公表されているもの

日系(バンコク)

教室料金
公文(タイ) 入会金 535 バーツ(1回のみ・バッグ付き)。月謝は1教科あたり、小6以下 1,700 バーツ/中1以上 1,800 バーツ。科目は算数・数学、英語、タイ語の読み
学習塾 GENII(トンロー) 月謝 7,800 バーツ(1か月・10コマまで)。超過は1コマ 200 バーツ。送迎は片道 50 バーツ。兄弟姉妹は1人あたり 1,000 バーツ引き
英語塾キャタル(プロンポン) 個別指導 月4回 9,900 バーツ(税込)+システム管理費 1,000 バーツ。入会金 5,000 バーツ。1回の時間は 1時間30分〜3時間
コミュニティ英会話 子ども英会話 月謝 3,000 バーツ。入校金 2,000 バーツ(入校時のみ)
リクラス(シラチャ校) 入会金 4,000 バーツ。月謝は非公開(別途テキスト代・諸費用)

公文の「1教科あたり」を見落とさないでください。3教科なら月謝は3倍になります。これは日本と同じ設計です。

ネクサス明倫とリクラス(バンコク校)は、公式サイトに料金の記載がありませんでした。早稲田アカデミーの海外校にバンコク校はありません(シンガポール・クアラルンプール・ホーチミン・台北のみ)。

タイ系の大手 — 映像講座を「時間数つき」で売る形

タイの大手予備校は、講座を時間数と受講期間つきで公開しています。日系と設計が違います。

価格
OnDemand高校数学パック(8201-8204)4,300 バーツ
物理パック(映像 33時間/受講可能 37時間/期間 8か月3,200 バーツ
Enconcept文法+Error 基礎(24+5時間/3か月)3,000 バーツ
TCAS 英語(TGAT&A-Level)(48+10時間/6か月)8,000 バーツ
WE BY THE BRAIN高校受験の数学(19時間1,900 バーツ
MWIT/KVIS 5教科パック(183時間13,900 バーツ
Da'vanceA-Level 向け 国語+社会 ターボ6,900 バーツ
Ignite by OnDemandTBAT 全パート パック31,500 バーツ

時間あたりで割ると比較できます。たとえば Enconcept の 48+10時間 8,000バーツは1時間あたり約138バーツ、WE の183時間 13,900バーツは約76バーツです。日系の個別指導とは桁が違いますが、映像講座と個別指導は別のものです。並べて安い高いを言うのは筋が違います。

家庭教師の時給

タイの紹介サービス(TutorFerry)が、時給とコース料金を公表しています。各講師のプロフィールで実額が決まるため、幅で示されています。

内容幼稚園〜小学中高大学一般
通常の教科150〜300200〜350250〜350
英語・中国語・日本語・韓国語ほか200〜320250〜350280〜380300〜400
インター校の課程200〜320250〜350300〜400

単位はバーツ/時間。支払いは毎回の授業後です。コース制(4回分または1か月以内にまとめて支払う形)もあります。

回数(時間)料金
月4回(8時間)1,200〜3,000 バーツ
月12回(12時間)2,000〜4,000 バーツ
月8回(16時間)2,000〜4,800 バーツ
月20回(20時間)3,500〜7,000 バーツ

この表は原文のまま載せています。「12回で12時間」「8回で16時間」と、回数と時間の対応が一貫していません。こちらで辻褄を合わせる書き換えはしません。申し込むときに、回数と1回の長さを必ず確かめてください。

日本人向けの家庭教師紹介サービスで、料金を公式に公表しているものは見つけられませんでした。「存在しない」ではなく「見つけられなかった」です。上の表はタイ語圏向けのサービスの数字なので、日本人講師の日本語での指導に当てはまるとは限りません。

教える人が外国人のとき

タイで働く以上、外国人には就労許可が要ります。所管は労働省の雇用局です。「知り合いに少し教える」と「対価を受け取って継続的に教える」では扱いが変わり、国籍と資格でも変わります。就労許可そのものの話は「タイで働く」にまとめています。

料金以外に、先に決めておくこと

  • 1コマの長さと、月に何コマか。GENII のように「月10コマまで」と上限がある形と、キャタルのように「月4回」と回数で決まる形があります。単価だけでは総額が出ません。
  • 教科の数え方。公文は1教科あたりの月謝です。
  • 超過したときの単価。GENII は1コマ200バーツと公開しています。
  • 送迎。片道50バーツと公開している教室があります。バンコクの移動時間は無視できません。
  • 兄弟姉妹の割引。1人1,000バーツ引きと公開している教室があります。
  • 直前のキャンセルと振替。何時間前まで無料か。
  • 長期の休み。インター校は8月始業・日本人学校は4月始業で、休みの時期が違います。
  • 教材費。月謝と別のことがあります(リクラスは「別途テキスト代、諸費用」と明記)。

この記事で確かめられなかったこと

  • 公文の週あたりのコマ数と1回の所要時間。料金のページにも FAQ にも書かれていません。
  • 学研タイ・駿台・栄光などの料金。公式サイトを特定できませんでした。
  • Da'vance と Ignite の講座の時間数。一覧に記載がありません。

塾の側の事業者を見比べたいときは、この記事の下にある比較ナビへ進んでください。制度も料金も変わります。申し込む前に、出典のページで確かめてください。

出典

このページの内容は 2026-09-06 に確認しました。料金・制度・営業情報は変わることがあります。