ZYRO

バンコクの市場とナイトマーケット、行く前に知っておくこと

バンコクの市場は、毎日開く生鮮市場、週末だけの巨大市場、夜のマーケット、川沿いの常設施設に分かれます。開いている曜日と時間、行き方、支払い、日本へ持ち帰るときの決まりを公式情報だけで整理しました。

この記事の要点

  • 行き先より先に、開いている曜日と時間を確かめます。チャトゥチャック週末市場は金・土・日が5:00〜24:00で、火〜木は草花と植物の区画が7:00〜18:00です。
  • 水上マーケットは朝が中心です。ダムヌンサドゥアック(ラーチャブリー県)は毎日7:00〜13:00で昼過ぎに終わり、クローン・ラットマヨム(バンコク市内)は土日祝の8:00〜17:00です。
  • 夜に歩くなら、毎日11:00〜24:00のアジアティークと、毎日11:00〜22:00のジョッドフェアーズです。ナイトマーケットは運営者の判断で開催時間や場所が変わることがあるので、当日に公式ページで確かめます。
  • 支払いは現金が基本です。チャトゥチャック週末市場は、観光庁の施設情報に登録されている支払い方法が現金だけです。還付の表示がない露店で買ったものは、付加価値税の還付も受けられません。
  • ブランドのロゴを真似た品物は日本へ持ち込めません。税関は、少量でも偽物と知らずに買った場合でも没収・廃棄するとし、購入代金の返金には対応できないと説明しています。

場所

チャトゥチャック週末市場

ตลาดนัดจตุจักร / Chatuchak Weekend Market

Kamphaeng Phet Road, Chatuchak, Bangkok 10900

地図は Google が配信しています。表示すると Google へ接続し、IP アドレスとブラウザ情報が渡ります(プライバシーポリシー)。

Google マップで開く(緯度 13.8002651 / 経度 100.5511228)

ワンラン市場

ตลาดวังหลัง / Wang Lang Market

Wang Lang Road, Siriraj, Bangkok Noi, Bangkok 10700

地図は Google が配信しています。表示すると Google へ接続し、IP アドレスとブラウザ情報が渡ります(プライバシーポリシー)。

Google マップで開く(緯度 13.7545101 / 経度 100.4859586)

タラート・ノーイ

ตลาดน้อย / Talat Noi

Talat Noi, Samphanthawong, Bangkok 10100

地図は Google が配信しています。表示すると Google へ接続し、IP アドレスとブラウザ情報が渡ります(プライバシーポリシー)。

Google マップで開く(緯度 13.7334519 / 経度 100.5129672)

クローン・ラットマヨム水上マーケット

ตลาดน้ำคลองลัดมะยม / Khlong Lat Mayom Floating Market

Bang Ramat Road, Bang Ramat, Taling Chan, Bangkok 10170

地図は Google が配信しています。表示すると Google へ接続し、IP アドレスとブラウザ情報が渡ります(プライバシーポリシー)。

Google マップで開く(緯度 13.7610789 / 経度 100.4156999)

アジアティーク・ザ・リバーフロント

Asiatique The Riverfront

2194 Charoen Krung Road, Wat Phraya Krai, Bang Kho Laem, Bangkok 10120

BTSサパーンタークシン駅2番出口→サートン船着場から無料シャトルボート(16:00〜23:30、25〜30分間隔)。1番・3番・4番出口からはバスかタクシー(本文の記載)

地図は Google が配信しています。表示すると Google へ接続し、IP アドレスとブラウザ情報が渡ります(プライバシーポリシー)。

Google マップで開く(緯度 13.7041568 / 経度 100.5027137)

ダムヌンサドゥアック水上マーケット

ตลาดน้ำดำเนินสะดวก / Damnoen Saduak Floating Market

Damnoen Saduak, Ratchaburi 70130

地図は Google が配信しています。表示すると Google へ接続し、IP アドレスとブラウザ情報が渡ります(プライバシーポリシー)。

Google マップで開く(緯度 13.5197624 / 経度 99.9593519)

アムパワー水上マーケット

ตลาดน้ําอัมพวา / Amphawa Floating Market

Amphawa, Samut Songkhram 75110

地図は Google が配信しています。表示すると Google へ接続し、IP アドレスとブラウザ情報が渡ります(プライバシーポリシー)。

Google マップで開く(緯度 13.4248723 / 経度 99.9554592)

バンコクで「市場に行く」と言ったとき、行き先はひとつに決まりません。米や野菜が並ぶ暮らしのための生鮮市場も、週末だけ開く巨大な露店街も、日が暮れてから人が集まるナイトマーケットも、同じ「市場」「マーケット」という言葉で呼ばれています。開いている曜日と時間がそれぞれ違うので、着いてから閉まっていた、という失敗はここで起きます。

このページは、バンコクとその周辺の市場がどう分かれているか、いつ開いているか、どう行くか、支払いと持ち帰りで何に気をつけるかを、運営者と行政の公表情報だけでまとめた「知るための」記事です。どの市場が良いかという評価は扱いません。

バンコクで「市場」と呼ばれる場所は5種類あります

  • 毎日開く生鮮市場 — 米や野菜、果物といった食材が並ぶ、暮らしのための市場です。観光の目的地というより、値段の相場がわかる場所です。
  • 週末だけの巨大市場 — 週末に規模が最大になる露店街です。チャトゥチャック(จตุจักร)がこの型で、区画ごとに扱うものが分かれています。
  • まちなかの通り市場 — 通り沿いに店が連なる形で、昼の時間帯に開いています。ワンラン(วังหลัง)やタラート・ノーイ(ตลาดน้อย)がこれにあたります。
  • 夜のマーケット — 夕方から夜にかけて人が集まる区画です。ジョッドフェアーズ(Jodd Fairs)のように、運営会社が場所ごと動かすこともあります。
  • 川沿い・水上の市場 — 常設の商業施設になっているアジアティーク(Asiatique)と、運河沿いに舟が並ぶ水上マーケットがあります。水上マーケットで有名な場所は、多くがバンコク市外です。

昼に開いている市場、夜に開いている市場

タイ国政府観光庁(TAT)の公式サイトと、施設の公式サイトに出ている営業時間です。2026-08-31に確認しました。時間も曜日も変わることがあるので、行く前にそれぞれの公式ページで見直してください。

市場開いている曜日時間場所
チャトゥチャック週末市場火・水・木(草花と植物)7:00〜18:00バンコク(カンペーンペット通り)
チャトゥチャック週末市場金・土・日5:00〜24:00バンコク(カンペーンペット通り)
ワンラン市場毎日9:00〜18:00バンコク(ワンラン通り)
タラート・ノーイ毎日8:30〜15:00バンコク(チャルンクルン22路地ほか)
クローン・ラットマヨム水上マーケット土・日・祝日8:00〜17:00バンコク(バーンラマット通り)
ジョッドフェアーズ毎日11:00〜22:00バンコク
アジアティーク毎日11:00〜24:00バンコク(チャルンクルン通り2194)
ダムヌンサドゥアック水上マーケット毎日7:00〜13:00ラーチャブリー県
アムパワー水上マーケット金・土・日10:00〜20:30サムットソンクラーム県

平日の昼に開いているのはどこか

平日の昼にバンコクの市場を歩きたいなら、毎日開いている通り市場が確実です。ワンラン市場は9:00から18:00まで、タラート・ノーイは8:30から15:00までと、TATの施設情報に出ています。チャトゥチャックも平日にまったく閉まっているわけではなく、火曜から木曜は草花と植物の区画が7:00から18:00まで開くとされています。

逆に、土日にしか開かない場所もあります。クローン・ラットマヨム水上マーケットは、TATの案内では土日と祝日の8:00から17:00です。水上マーケットは朝が中心で、ダムヌンサドゥアックは毎日7:00から13:00と、昼を過ぎると終わります。「夕方に水上マーケットへ」という組み立ては成り立ちません。

タラート・ノーイはどんな場所か

タラート・ノーイは、チャオプラヤー川のほとりにある古い中国系の街区です。TATの説明では、ワーニット2路地とチャルンクルン22路地のあたりにあり、ラタナコーシン初期からのサンペーンの商いが広がるなかで、中国の人びとが「タラート・ノーイ」あるいは「タラッキヤ」と呼ぶ地域の市場になりました。いまは路地に古い家並みが残り、獅子舞や商いの様子、祝いの行事を描いた壁画が並びます。路地のあいだには飲食店があり、古いれんが塀のわきに置かれたオレンジ色のフィアットが目印として紹介されています。買い物というより、歩いて見る場所です。

夜のマーケットに行くとき

アジアティークは公式サイトで「Every day from 11:00 - 00:00 hrs.」と案内されていて、日付が変わるまで開いています。ジョッドフェアーズはTATの施設情報では毎日11:00から22:00です。ナイトマーケットは運営者の判断で開催時間や場所が変わることがあります。出発前に運営の公式ページや公式アカウントで、その日に開いているかを確かめてください。

チャトゥチャック週末市場はどれくらいの大きさか

TATの説明では、チャトゥチャック週末市場はパホンヨーティン通り沿い、チャトゥチャック公園の近くにあり、区画は27のプロジェクトに分けられ、小売の店舗数は8,000を超えます。扱っているものは衣類、カバン、装飾品、陶器、手工芸品、土産物、飲食で、草花と植物を売る店の集まりはバンコクで最大とされています。骨董品、収集品、古い稀少本の売り場もあります。

広さと店数がそのまま歩く距離になります。金曜から日曜は5:00に始まるので、暑さを避けたい人は朝のうちに入るという選び方ができます。

生鮮市場の値段は公表されています

相場を知りたいときに使えるのが、農業者市場公社(องค์การตลาดเพื่อเกษตรกร、略して อ.ต.ก.)の公式サイトです。同公社は「ตลาดสด อ.ต.ก.(アオートーコー生鮮市場)」の商品価格を、日付つきで公式サイトのトップページに出しています。同公社の本部所在地は、公式サイトの表記でバンコク・チャトゥチャック区パホンヨーティン一帯101、郵便番号10900です。

2026-08-31時点で掲示されていた価格(仏暦2569年8月31日付)は次のとおりです。すべて1キログラムあたりのバーツ表示です。

品目価格(1キログラム)
ジャスミン米(新米)65バーツ
ジャスミン米(古米)55バーツ
サオハイ米45バーツ
もち米(キアオグー)55バーツ
削りココナッツ50バーツ
殻をむいた落花生150バーツ
黒ごま280バーツ
白ごま(大粒)280バーツ
上白糖25バーツ

この価格は日々更新されます。観光客向けの露店とは性格が違いますが、「タイで米や砂糖がいくらか」を知っておくと、市場で提示された値段が高いのか安いのかを自分で判断できます。

水上マーケットはバンコクの中と外にあります

「バンコクの水上マーケット」を探すと、県外の場所が多く出てきます。それぞれの所在地を確かめておくと、日程の組み立てで迷いません。

  • クローン・ラットマヨム — バンコク市内、バーンラマット通りにあります。タイ料理と菓子のほか、家の装飾品、日用品、衣類、陶器が並び、バーンラマット運河の舟遊びもあるとTATは説明しています。土日と祝日の8:00〜17:00です。
  • ダムヌンサドゥアック — ラーチャブリー県です。運河は全長32キロメートル、支流は200以上あり、ラーマ4世の発意で掘られ、ラーマ5世の代に完成したとTATは記しています。開いているのは毎日7:00〜13:00です。
  • アムパワー — サムットソンクラーム県です。金・土・日の10:00〜20:30に運河沿いへ舟が集まり、夜はホタルを見る舟が出るとTATは案内しています。

川沿いのマーケットへの行き方

アジアティークは、公式サイトが行き方を具体的に書いています。BTSサパーンタークシン駅の2番出口を出てサートン船着場(Sathorn Pier)から無料シャトルボートに乗る方法が案内されていて、シャトルボートはサートンとアジアティークの船着場のあいだを16:00から23:30まで、25〜30分間隔で往復します。1番・3番・4番出口からはバスかタクシーです。

アジアティークはもとは港の倉庫です

アジアティークは、TATの説明では東アジア商会(East Asiatic Company)の港の倉庫を改装した施設で、ラーマ5世の時代の様式に合わせて建てられています。区画は4つに分かれ、チャルンクルン地区には土産物や装飾品を扱う1,000を超える店が入ります。タウンスクエア地区は飲食と催しの区画、ファクトリー地区は100年前の製材所の跡地を衣類や小物の店にしたもの、ウォーターフロント地区は川沿いに100メートルの遊歩道が続く飲食の区画です。敷地内には第一次世界大戦期の防空壕、古い路面電車、製材所とそのクレーン、100年を超えるアーチ状の倉庫、かつての港といった遺構が残り、高さ60メートルの観覧車もあります。

チャオプラヤー・エクスプレスボート(オレンジ旗)を使う場合は、公式サイトによるとワットラーチシンコーン船着場まで17:00までの運航で、そこからチャルンクルン通りまで500メートル歩きます。チャオプラヤー・ツーリストボートは16:10から19:10の運航です。

チャオプラヤー・エクスプレスボート自体の運賃は、公式サイトの月曜〜金曜の表示で次のようになっています。

路線区間運賃
オレンジラインノンタブリー〜ラーチシンコーン18バーツ均一
イエローラインノンタブリー〜サートン23バーツ均一
グリーンイエローラインパークレット〜ノンタブリー16バーツ
グリーンイエローラインノンタブリー〜サートン23バーツ
グリーンイエローラインパークレット〜サートン35バーツ
レッドラインノンタブリー〜サートン32バーツ均一(通常運賃50バーツ)

ワンラン市場は、TATによればシリラート病院の近く、ワンラン通りにあります。食べ物と菓子、果物のほか、日用品、書店、衣類、靴、カバン、中古品の店が並び、薬局や化粧品の店もあるとTATは説明しています。

支払いは現金が基本です

TATの施設情報では、チャトゥチャック週末市場の支払い方法として登録されているのは現金だけです。ジョッドフェアーズは現金と電子決済の両方が登録されています。露店ごとに事情が違うので、屋台や個人の店では現金を用意しておくのが確実です。小額紙幣と硬貨があると、釣り銭のやりとりで止まりません。両替の考え方はバーツの両替をどこでするかにまとめています。

市場での買い物に付加価値税の還付は使えるか

タイの旅行者向け付加価値税(VAT)還付には、条件がはっきり決まっています。タイ歳入局の公式サイトは次のように示しています。

  • 「VAT REFUND FOR TOURISTS」の表示を掲げている店で購入したものであること。
  • 購入日から60日以内に、本人がタイ国外へ持ち出すこと。
  • 1店舗・1日あたり2,000バーツ以上(VAT込み)の購入であること。
  • 購入日にパスポートを提示し、店員に還付申請書(P.P.10)と税額票の原本を発行してもらうこと。
  • 購入合計が20,000バーツ以上になる場合は、チェックイン前に税関職員へ現物・申請書・税額票の原本を提示すること。
  • 還付の請求は国際空港のカウンター、または書類の郵送で行うこと。請求は出国日に、渡航ごとに行うこと。

還付を受けられるのは、タイ国籍でなく、タイに住所を持たず、業務でタイを出国する航空乗務員でもない人で、国際空港から出国する場合です。つまり「表示を掲げた登録店で買う」ことが前提なので、その表示がない露店で買ったものは対象になりません。市場での買い物は、還付を計算に入れずに考えてください。

日本へ持ち帰るときに問題になるもの

市場では、ブランドのロゴやキャラクターを真似た品物を見かけることがあります。これを日本へ持ち込むと、税関で止まります。日本の税関は公式サイトで、知的財産侵害物品について次のように説明しています。

  • 知的財産侵害物品は関税法で輸出入してはならない貨物と定められており、税関で取り締まられます。対象は商標権、意匠権、特許権、著作権などを侵害する物品や、不正競争防止法に違反する物品です。
  • 少量でも同じです。税関のQ&Aは「数量に関わらず知的財産侵害物品に該当するか否かを認定するための認定手続が開始されます」と答えています。
  • 偽物だと知らなかった場合も同じです。「偽物と知らなくても、知的財産侵害物品に該当すると認定された場合は輸入することはできません」と書かれています。
  • 該当すると認定された物品は没収、廃棄されます。
  • 罰則は、輸出入した者・しようとした者に対して10年以下の拘禁もしくは1000万円以下の罰金、またはその併科です。税関は、輸入者に事業性がなければ罰則の対象にはならないとしていますが、輸入できないことに変わりはありません。

あわせて税関は、購入代金の返金には税関では対応できないとも書いています。買った時点で戻らないお金になる、ということです。土産物として名前の通ったものを確実に買いたいなら、正規に扱っている店で買うほうが結果的に安く済みます。タイの定番であるナラヤについてはナラヤのバッグの買い方に、日本の食品や日用品をそろえたいときはバンコクで日本のものが買える店にまとめています。

出かける前に決めておくこと

  1. その日に開いているかを、上の表と各施設の公式ページで確かめる。週末だけの市場、午前で終わる市場、夜だけの市場が混在しています。
  2. 昼に行くか、夜に行くかを先に決める。昼に動くなら毎日開いている通り市場、夜なら川沿いの常設施設という組み立てになります。
  3. 現金をいくら持つかを決める。カードや電子決済が使えない店を前提にします。
  4. 持ち帰れるものかを考える。模倣品は日本に持ち込めません。
  5. 困ったときの連絡先を控えておく。旅行者向けの相談窓口は観光警察の1155で、タイ観光警察本部の公式サイトが電話番号として掲げています。

買い物とお金まわりの記事は買い物とお金の記事一覧から辿れます。

出典

このページの内容は 2026-08-31 に確認しました。料金・制度・営業情報は変わることがあります。