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タイのShopeeとLazadaで買い物する

タイの二大ネット通販、ShopeeとLazadaの使い方を公式情報だけで整理しました。日本から買えるのか、支払いと配送、届かないときの窓口、商品名が長い理由まで、運営会社と役所が公表している内容にそろえています。

この記事の要点

  • 日本の自宅へ直接送ってもらう買い方は、公式には用意されていません。Lazadaは海外からでも注文できますが、配送先は注文しているその国の中だけです。タイ国内の受け取り先を決めるのが出発点になります。
  • Shopeeタイのアカウントは、日本の携帯電話番号だけでは作れません。外国の番号で登録できるのはカンボジアやラオスなど10か国で、日本はそこに入っていません。
  • 返金の受け取り先も先に決めます。Shopeeは、カード以外で払った注文の返金をタイの銀行口座にしか行えないとしていて、日本の口座には戻せません。
  • 届くまでの日数は、Lazadaの標準配送が2〜5日、海外発の注文が7〜14日です。Shopeeは海外から輸入される商品をおおよそ7〜15日、手続きが長い場合は最長30日とし、どちらも天候や税関、祝日で通常より延びることがあると書いています。
  • 届いた品に問題があれば、配送が完了した日から一般の店舗は7日、Shopee Mall(公式店舗)は15日のあいだに申請できます。支払いはアプリの中だけで済ませ、直接振込には応じないでください。

タイでネット通販といえば、ほぼ Shopee(ช้อปปี้)と Lazada(ลาซาด้า)の2つです。街の店で見かけない日用品も、この2つを開けばだいたい出てきます。ただし日本のネット通販と同じつもりで進むと、登録の電話番号配送先の国返金の受け取り先の3か所でつまずきます。このページは、両社と役所が公式に公表している内容だけを並べて、その3か所を先に片づけるためのものです。どの店で買うと得かという評価は扱いません。

ShopeeとLazadaは何がどう違うのか

まず、公式にはっきり書かれていることだけを押さえます。Lazada は、運営会社である Lazada Group の公式説明によると2012年創業で、インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ・ベトナムの6か国で事業を行っています。2016年にアリババグループの地域旗艦になったとも書かれています。同社が2018年に始めた LazMall はブランドの公式店を集めた区画で、正規品であること・配送の速さ・30日間の返品を約束すると説明されています。国境をまたぐ販売の窓口である Global Collection では、中国・香港・韓国・日本・アメリカ・ヨーロッパの売り手が出品しているとも書かれています。

Shopee 側は、国ごとにサイトとヘルプセンターが分かれています。タイの買い手向けの決まりは、タイの公式ヘルプセンターに書かれているものが基準になります。両社に共通するのは、アカウントを作らないと買えない点です。Shopee の公式ヘルプは「Shopee アカウントなしで注文・支払いはできません」と明記しており、配送先住所と支払い方法を登録するためにアカウントが要るとしています。

日本にいるままLazadaで買えるのか

Lazada の公式ヘルプに「海外から注文するには」という項目があり、ここが答えになります。書かれているのは次の3点です。

  • Lazada では海外から注文できます。使える国際決済手段として、VISA、Mastercard、UnionPay、そして JCB のすべての種類が挙げられています。
  • 海外で発行されたクレジットカードやデビットカードを使うときは、支払い画面で「請求書を別の住所へ送る」にチェックを入れ、カードの請求先住所を正確に入力する必要があります。
  • ただし配送は、注文しているその国の中にしか行われません。配送先はその国内の住所にしてください、と公式に書かれています。

つまり、日本にいながら日本のカードで決済することはできますが、荷物の届け先はタイ国内の住所でなければなりません。日本の自宅へ直接送ってもらう買い方は、公式には用意されていません。タイに住んでいる家族や友人の住所、あるいは滞在先のホテルなど、タイ国内の受け取り先を先に決めるのが出発点になります。ここが決まらないうちにカートを組んでも、支払い画面まで進めません。

日本にいるままShopeeで買えるのか

Shopee はもう一段はっきりしています。前述のとおりアカウントが必須で、そのアカウント登録に使える外国の電話番号が公式に限定されているからです。Shopee タイの公式ヘルプによると、2025年3月6日以降、外国の電話番号で Shopee タイのアカウントを作れるのは次の10か国です。

  • カンボジア、ラオス、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、ブルネイ、東ティモール、ベトナム

日本はこの10か国に入っていません。したがって、日本の携帯電話番号だけを持って Shopee タイのアカウントを作ることは、公式の案内どおりに進める限りできません。タイの電話番号を用意するのが前提になります。

もう一点、同じヘルプに重要な注記があります。注文の取り消しや返品・返金のとき、元の支払い方法がクレジットカードでなかった場合、返金はタイの銀行口座にしか行えません。日本の口座には戻せない、ということです。日本から関わる場合は、返金を受け取れる先まで含めて考える必要があります。

タイに住所がある人の買い方

受け取り先と電話番号が用意できたら、あとは日本の通販と大きくは変わりません。Shopee の公式ヘルプは、アカウント登録と配送先住所の追加を済ませたうえで、買い方が3通りあると説明しています。

  1. そのまま買う — 商品ページで購入を選び、種類を選び、配送方法を選び、クーポンやコインを使い、支払い方法を選んで注文します。
  2. カートに入れてまとめて払う — 商品をカートに入れ、買うものを選んでから支払いに進みます。
  3. 売り手と交渉する — 商品ページのチャットから値段を提示し、受け入れられたらカートから支払います。

バーツの現金をどう用意するかは別の話になります。両替の考え方はタイでの両替はどこでするかに、値段の感覚はタイの物価は日本と比べてどうなのかにまとめています。

支払い方法は何が使えるか

両社の公式ヘルプに名前が出ている支払い手段と、そこに書かれている条件です。金額や条件は改定されるので、支払い画面の表示が最終的な答えになります。

サービス公式に説明されている支払い手段と条件
Shopeeクレジットカード・デビットカードは、現時点で追加手数料はかからないと公式ヘルプが説明しています。ただし分割払いを選ぶと、銀行やカード発行会社によっては別途手数料がかかる場合があると注記されています。
Shopee返金に関する公式ヘルプには、支払い手段として ShopeePay、SPayLater、代金引換、モバイルバンキング、QRプロンプトペイ、クレジットカードポイント、クレジットカード、デビットカードが並んでいます。
LazadaLazadaウォレットは月あたりの利用上限が49,999バーツで、50,000バーツを超えることはできないと公式に書かれています。返金はウォレットへ1〜2営業日で戻るとしています。利用には本人確認が要ります。
LazadaQRプロンプトペイは、表示されたQRコードは1回きりで、24時間で失効します。LINE Pay を使うには、先に Lazada アカウントと LINE Pay アカウントを連携しておく必要があります。
Lazada代金引換(COD)は現金で受け取り時に払う方法です。配達員がお釣りを持っていないことがあるため、ぴったりの金額を用意することを公式に勧めています。商品や金額の条件によっては選べないこともあると説明されています。

Shopee の公式ヘルプは、支払いについてもう一つはっきり書いています。売り手の銀行口座へ直接振り込ませる方針は取っていないため、支払いは必ず Shopee の仕組みの中で行うこと。直接振込を求められた場合は、そのユーザーを通報する手順まで案内されています。

届くまでにどれくらいかかるか

配送日数も両社が公表しています。Lazada の公式ヘルプは、配送区分ごとに次のように示しています。

区分対象日数
標準配送全国2〜5日
海外発の注文全国7〜14日
速達指定の23県のみ2日
売り手が自分で送る便全国2〜14日(店により異なる)

Shopee 側は、海外から輸入される商品についておおよそ7〜15日、重量が大きい場合や手続きが長い場合は最長30日を上限とすると説明しています。どちらも、天候、税関の検査手続き、祝日によって通常より延びることがあると明記しています。海外発の荷物が止まっているように見えるとき、その多くは税関の段階です。

海外から届く荷物と税金の扱い

海外の売り手から買うと、荷物はタイの税関を通ります。タイ関税局の公式ページは、国際郵便で入ってくる物を3つに分けて説明しています。

  • 第1区分 — 1個口あたりの価格に送料と保険料を加えた額が1,500バーツを超えないもの、または商業的な価値のない見本で、輸入禁止品・制限品にあたらないもの。輸入関税、物品税、付加価値税が免除され、タイ郵便公社から受取人へ配達されます。
  • 第2区分 — 同一の差出人から同一の受取人へ同時に届く荷物で、FOB価格の合計が40,000バーツを超えないもの。税関職員が郵便職員の立ち会いのもとで開けて価格と税額を査定し、受取人は郵便局で「国際郵便物受取通知書」を示して税を払って受け取ります。
  • 第3区分 — 第1・第2以外。FOB価格が40,000バーツを超える場合は、受取人が輸入申告書を作る必要があります。

査定額に納得がいかないときの手順も公式に書かれています。受け取りに行った郵便局へ異議申立書を出せば、その時点では税を払わなくてよいとされ、受取通知書と売買や支払いの証拠書類を添えて提出します。用紙は郵便局で受け取れます。

ただし税の扱いは告示で変わります。金額が大きい買い物をするときは、関税局のコールセンター(1164)で今の扱いを確かめてから注文するほうが確実です。

商品名がやたらと長いのはなぜか

タイのネット通販を開いて最初に戸惑うのが、商品名の長さです。同じ言葉が何度も出てきたり、関係のなさそうな単語が並んでいたりします。これは売り手の趣味ではなく、Shopee が公表している出品の品質基準に理由があります。

Shopee タイの販売者向け公式サイトは、新しく出した商品が満たすべき「初級の基準」を挙げています。商品名についてはこの4つです。

  1. 商品名の長さが30文字以上あること
  2. 同じ言葉を繰り返していないこと
  3. 商品名に誇張した宣伝文句を入れていないこと
  4. 商品名またはブランド名を含んでいること

商品説明は80文字以上または画像1枚以上、画像はカテゴリーごとに決められた枚数を上げること、白い余白や枠線なしで商品全体が写っていること、画像が鮮明であること、背景が整っていること、透かしが商品にかぶっていないことも同じ基準に並んでいます。これらは公開から90日以内の商品に適用され、90日を超えた商品にはさらに6項目(ブランド未記入、重要な属性の欠落、属性が3つ未満、サイズ表なし、規格外の商品オプション、カテゴリーの選び間違い)が加わると説明されています。

つまり30文字以上という下限があるので、名前は長くなります。一方で繰り返しと誇張は基準に反するので、同じ単語を並べただけの名前は評価されません。買う側から見ると、商品名は検索に引っかけるための欄であって、商品の説明ではないということです。判断はカテゴリー、商品属性、サイズ表、画像のほうを見るほうが確実です。

似た商品ページが何ページも並ぶ理由も、同じ公式サイトが説明しています。Shopee は同じ商品を重複して出すこと、少しだけ内容を変えた似た商品を出すこと、同じ商品を別のカテゴリーに出すこと、別のアカウントで同じ商品を出して価格を変えることを、いずれもスパム出品として禁じています。色やサイズ違いは別々のページに分けず、1つのページの中で商品オプションとして作るように案内されています。それでも似たページが並ぶときは、基準を守っていない出品が混じっている可能性があります。

届いた商品に問題があったとき

Shopee には「ช้อปปี้การันตี(Shopeeギャランティ)」という仕組みがあります。公式の説明では、配送が完了した日から数えて、返金・返品を申請できる期間のことで、すべての注文に自動的に適用されます。期間は店舗の区分によって違います。

店舗の区分申請できる期間
一般の店舗7日
Shopeeが選定した店舗7日
海外の店舗7日
Shopee Mall(公式店舗)15日

まだ発送されていない段階については、売り手が所定の発送期間内に送らなければ、期間の終わりに代金が自動的に買い手へ返ると書かれています。発送済みの注文は、上の期間内に自分で申請する必要があります。

返金がいつ戻るかも、支払い手段ごとに公式に示されています。ShopeePay で払った場合は24時間以内に ShopeePay へ。代金引換、モバイルバンキング、QRプロンプトペイ、クレジットカードポイントで払った場合は、ShopeePay を有効にしていれば24時間以内、銀行口座を登録している場合は3〜10営業日。クレジットカード払いは同じカードへ7〜14営業日、デビットカードやバーチャルカードは15〜45営業日とされています。営業日には土日と祝日を含みません。

Lazada 側は、返品できる状態の条件を公式に定めています。未開封・未使用で元の状態であること、包装・タグ・付属品がそろっていることです。注文履歴から返品を選んだときに返品理由を選べない場合は、返品期間が過ぎているという判断になると案内されています。返金の処理は、返した商品が倉庫で検品を通ってから始まり、注文取り消しの場合は取り消しが完了してから始まります。QRプロンプトペイで払って当日中に取り消した場合は元の口座やウォレットへ、日付をまたいだ場合は Lazada ウォレットかクーポンかを選ぶ形になります。

買う前と受け取るときに見るところ

Shopee の公式ヘルプは、安全に買うための注意をかなり具体的に書いています。要点は「全部アプリの中で完結させる」ことです。

  • 売り手に個人的な連絡先を渡さない。LINE などアプリの外へ連絡先を移す必要はありません。
  • 支払いはアプリを通してのみ行う。「アプリでは支払いを受けられない」と言われても信じない。アプリの外で直接取引した場合は買い手自身の責任になると明記されています。
  • 受け取ったらすぐ中身を確認する。問題があればアプリ内の「返金・返品」を押す。

代金引換で受け取るときの確認点も挙げられています。注文状態が「受け取り待ち」で配送状態が「配送中」になっていること、アプリに表示されている配送業者が届けに来ていること、荷物に書かれた注文番号がアプリの注文番号と一致していること。これらが合わない場合や、Shopee のロゴと正しい注文番号が入った伝票がない場合は、受け取りを断ってくださいと公式に書かれています。

ネットで買えない物、あるいは実物を見て買いたい物もあります。日本の食材や生活用品を扱う実店舗はタイにある日系のお店に、タイ発のブランドについてはナラヤはどういうブランドかにまとめています。使わなくなった端末を手放す話はタイでスマートフォンを売るにあります。

困ったときの連絡先

公式に公表されている窓口です。

窓口連絡先受付
Lazada タイ カスタマーサービス02-018-0000月曜〜土曜 8:00〜22:00
Lazada チャット(Cleo)公式ヘルプセンターから24時間
Shopee タイ公式ヘルプセンターの問い合わせ窓口ヘルプセンターに記載
タイ関税局(輸出入の相談)1164関税局公式サイトに記載
タイ消費者保護委員会事務局(สคบ.)1166、オンライン申立、OCPB Connect アプリ、LINE @ocpbconnect公式サイトに記載

プラットフォームの中で解決しない取引上の苦情は、消費者保護委員会事務局が受け付けています。電話1166のほか、オンラインの申立窓口とアプリが公式に案内されています。

自分で確かめる手順

ここに書いた金額・日数・条件は、いずれも各社と役所が自分のサイトで公表しているものです。ただし手数料も期間も改定されます。注文の前に、次の順で自分で見直すのが確実です。

  1. 配送先の住所がタイ国内にあるか。Lazada は配送先が注文している国の中でなければならないと公式に書いています。
  2. 登録に使える電話番号を持っているか。Shopee は外国番号での登録を10か国に限っています。
  3. 返金の受け取り先があるか。Shopee はカード以外の支払いの返金先をタイの銀行口座に限っています。
  4. 支払い画面に出ている手数料と、商品ページに出ている配送日数。ここが最新の表示です。

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出典

このページの内容は 2026-08-31 に確認しました。料金・制度・営業情報は変わることがあります。